論文の概要: Determining Strain Components in a Diamond Waveguide from Zero-Field ODMR Spectra of NV$^{-}$ Center Ensembles
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2402.06422v2
- Date: Mon, 12 Aug 2024 20:15:14 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-08-14 22:55:00.568715
- Title: Determining Strain Components in a Diamond Waveguide from Zero-Field ODMR Spectra of NV$^{-}$ Center Ensembles
- Title(参考訳): NV$^{-}$センターアンサンブルのゼロフィールドODMRスペクトルによるダイヤモンド導波路のひずみ成分の決定
- Authors: M. Sahnawaz Alam, Federico Gorrini, Michał Gawełczyk, Daniel Wigger, Giulio Coccia, Yanzhao Guo, Sajedeh Shahbazi, Vibhav Bharadwaj, Alexander Kubanek, Roberta Ramponi, Paul E. Barclay, Anthony J. Bennett, John P. Hadden, Angelo Bifone, Shane M. Eaton, Paweł Machnikowski,
- Abstract要約: ダイヤモンド中のレーザーによる導波路は、NV$-$の生成を促進し、光との結合を改善するが、同時に結晶のひずみを誘導する。
NV$-$スピン状態は、一般的に使用される連続波ゼロフィールド光磁気共鳴(ODMR)を用いて実験的に探索する。
実験により得られたODMRデータにモデル結果を適用することにより, ひずみテンソル成分を異なる位置で決定し, 導波路のひずみ分布を決定する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 29.004947615276176
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The negatively charged nitrogen-vacancy (NV$^{-}$) center in diamond has shown great potential in nanoscale sensing and quantum information processing due to its rich spin physics. An efficient coupling with light, providing strong luminescence, is crucial for realizing these applications. Laser-written waveguides in diamond promote NV$^{-}$ creation and improve their coupling to light but, at the same time, induce strain in the crystal. The induced strain contributes to light guiding but also affects the energy levels of NV$^{-}$ centers. We probe NV$^{-}$ spin states experimentally with the commonly used continuous-wave zero-field optically detected magnetic resonance (ODMR). In our waveguides, the ODMR spectra are shifted, split, and consistently asymmetric, which we attribute to the impact of local strain. To understand these features, we model ensemble ODMR signals in the presence of strain. By fitting the model results to the experimentally collected ODMR data, we determine the strain tensor components at different positions, thus determining the strain profile across the waveguide. This shows that zero-field ODMR spectroscopy can be used as a strain imaging tool. The resulting strain within the waveguide is dominated by a compressive axial component transverse to the waveguide structure, with a smaller contribution from vertical and shear strain components.
- Abstract(参考訳): ダイヤモンドの負電荷窒素空孔(NV$^{-}$)中心は、スピン物理の豊富なため、ナノスケールのセンシングと量子情報処理に大きな可能性を示している。
強い発光をもたらす光との効率的な結合は、これらの応用を実現するのに不可欠である。
ダイヤモンド中のレーザーによる導波路は、NV$^{-}$の生成を促進し、光との結合を改善するが、同時に結晶のひずみを誘導する。
誘導ひずみは光誘導に寄与するが、NV$^{-}$中心のエネルギーレベルにも影響を及ぼす。
NV$^{-}$スピン状態は、一般的に使用される連続波ゼロフィールド光磁気共鳴(ODMR)を用いて実験的に探索する。
我々の導波路では、ODMRスペクトルはシフトし、分裂し、一貫した非対称である。
これらの特徴を理解するため,ひずみの存在下でのアンサンブルODMR信号のモデル化を行った。
実験により得られたODMRデータにモデル結果を適用することにより, ひずみテンソル成分を異なる位置で決定し, 導波路のひずみ分布を決定する。
このことは、ゼロフィールドODMR分光法がひずみイメージングツールとして使用できることを示している。
導波管内部のひずみは、導波管構造に横切る圧縮軸成分によって支配され、垂直およびせん断ひずみ成分からの寄与は小さい。
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