論文の概要: Polarization Purity and Dispersion Characteristics of Nested Antiresonant Nodeless Hollow-Core Optical Fiber at Near- and Mid-IR Wavelengths for Quantum Communications
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2405.02993v1
- Date: Sun, 5 May 2024 16:32:28 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-05-07 15:33:57.863925
- Title: Polarization Purity and Dispersion Characteristics of Nested Antiresonant Nodeless Hollow-Core Optical Fiber at Near- and Mid-IR Wavelengths for Quantum Communications
- Title(参考訳): 量子通信用近赤外波長帯及び中赤外波長帯におけるNested Antiresonant Noless Hollow-Core光ファイバーの偏光純度と分散特性
- Authors: Ivi Afxenti, Lijun Yu, Taylor Shields, Daniele Faccio, Thomas Bradley, Lucia Caspani, Matteo Clerici, Adetunmise C. Dada,
- Abstract要約: ホローコアファイバは、連続波(CW)レーザー光を用いたテレコム波長範囲において、最小二屈折率で非平行偏光純度を有する。
以上の結果より,CW動作の1520nmから1620nmの範囲において,-30dBと-70dBの偏光消滅比が最大2mの波長で-60dBに達した。
本研究は,量子鍵分布(QKD)プロトコルなどの新興アプリケーションにおける光ファイバーの可能性を明らかにするものである。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 3.9479376216271516
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Advancements in quantum communication and sensing require improved optical transmission that ensures excellent state purity and reduced losses. While free-space optical communication is often preferred, its use becomes challenging over long distances due to beam divergence, atmospheric absorption, scattering, and turbulence, among other factors. In the case of polarization encoding, traditional silica-core optical fibers, though commonly used, struggle with maintaining state purity due to stress-induced birefringence. Hollow core fibers, and in particular nested antiresonant fibers (NANF), have recently been shown to possess unparalleled polarization purity with minimal birefringence in the telecom wavelength range using continuous-wave (CW) laser light. Here, we investigate a 1-km NANF designed for wavelengths up to the 2-{\mu}m waveband. Our results show a polarization extinction ratio between ~-30 dB and ~-70 dB across the 1520 to 1620 nm range in CW operation, peaking at ~-60 dB at the 2-{\mu}m design wavelength. Our study also includes the pulsed regime, providing insights beyond previous CW studies, e.g., on the propagation of broadband quantum states of light in NANF at 2 {\mu}m, and corresponding extinction-ratio-limited quantum bit-error rates (QBER) for prepare-measure and entanglement-based quantum key distribution (QKD) protocols. Our findings highlight the potential of these fibers in emerging applications such as QKD, pointing towards a new standard in optical quantum technologies.
- Abstract(参考訳): 量子通信とセンシングの進歩は、良好な状態の純度と損失の低減を保証するために、改良された光伝送を必要とする。
自由空間の光通信が好まれるが、ビームのばらつき、大気吸収、散乱、乱流などにより長距離での利用が困難になる。
偏光符号化の場合、従来のシリカコア光ファイバは、一般的に使われているが、応力誘起複屈折による状態純度維持に苦慮している。
ホローコアファイバ、特にネスト反共鳴ファイバ(NANF)は、近年、連続波(CW)レーザー光を用いて、テレコム波長範囲で最小の複屈折で非平行偏光純度を有することが示されている。
そこで本研究では,波長2-{\mu}m帯までの波長用に設計された1km NANFについて検討する。
以上の結果より,CW動作の1520nmから1620nmの範囲で約30dBと約70dBの偏光消滅率を示し,2-{\mu}m設計波長で最大で約60dBの偏光消滅率を示した。
我々の研究はパルス状態も含み、例えば2 {\mu}mのNANFにおける光のブロードバンド量子状態の伝播に関する以前のCW研究、およびQKDプロトコルの準備と絡み合いに基づく量子鍵分布(QKD)のための対応する絶滅率制限量子ビットエラーレート(QBER)に関する洞察を提供する。
我々の研究は、光量子技術の新たな標準に向けて、QKDのような新興アプリケーションにおけるこれらのファイバーの可能性を強調した。
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