論文の概要: Fluorescence enhancement of single V2 centers in a 4H-SiC cavity antenna
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2406.08208v1
- Date: Wed, 12 Jun 2024 13:40:07 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-06-13 16:46:00.396863
- Title: Fluorescence enhancement of single V2 centers in a 4H-SiC cavity antenna
- Title(参考訳): 4H-SiC共振器アンテナにおける単一V2中心の蛍光増強
- Authors: Jonathan Körber, Jonah Heiler, Philipp Fuchs, Philipp Flad, Erik Hesselmeier, Pierre Kuna, Jawad Ul-Hassan, Wolfgang Knolle, Christoph Becher, Florian Kaiser, Jörg Wrachtrup,
- Abstract要約: 空洞型光アンテナにおけるV2中心の統合について報告する。
この構造は、平面キャビティとして機能する銀でコーティングされた135nmの薄膜4H-SiC膜からなる。
低温下で80MHz以下の平均幅の10V2中心を観測した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Solid state quantum emitters are a prime candidate in distributed quantum technologies since they inherently provide a spin-photon interface. An ongoing challenge in the field, however, is the low photon extraction due to the high refractive index of typical host materials. This challenge can be overcome using photonic structures. Here, we report the integration of V2 centers in a cavity-based optical antenna. The structure consists of a silver-coated, 135 nm thin 4H-SiC membrane functioning as a planar cavity with a broadband resonance yielding a theoretical photon collection enhancement factor of 34. The planar geometry allows us to identify over 20 single V2 centers at room temperature with a mean (maximum) count rate enhancement factor of 9 (15). Moreover, we observe 10 V2 centers with a mean absorption linewidth below 80MHz at cryogenic temperatures. These results demonstrate a photon collection enhancement that is robust to the lateral emitter position.
- Abstract(参考訳): 固体量子エミッタは、本質的にスピン-光子界面を提供するため、分散量子技術の主要な候補である。
しかし、この分野で進行中の課題は、典型的なホスト材料の高屈折率による低光子抽出である。
この問題はフォトニック構造を用いて克服することができる。
本稿では、空洞型光アンテナにおけるV2中心の統合について報告する。
この構造は、平面キャビティとして機能する銀被覆135nm薄膜4H-SiC膜と、理論光子集光率34のブロードバンド共鳴からなる。
平面幾何学により、室温における20以上の単一のV2中心を、平均(最大)カウントレート向上係数9 (15)で同定することができる。
また,80MHz以下の平均吸収線幅を持つ10V2中心を低温下で観測した。
これらの結果は、側方エミッタ位置に対して頑健な光子コレクションの増強を示す。
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