論文の概要: Disti-Mator: an entanglement distillation-based state estimator
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2406.13937v2
- Date: Fri, 19 Jul 2024 07:45:25 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-07-22 22:58:09.287243
- Title: Disti-Mator: an entanglement distillation-based state estimator
- Title(参考訳): Disti-Mator: 絡み合い蒸留に基づく状態推定器
- Authors: Joshua Carlo A. Casapao, Ananda G. Maity, Naphan Benchasattabuse, Michal Hajdušek, Rodney Van Meter, David Elkouss,
- Abstract要約: 実用的な量子情報処理において、状態推定における価値ある量子資源の実験的労力と消費を最小化することが不可欠である。
本研究では, 確率蒸留プロトコルの測定統計から, 未蒸留状態のベル対角線パラメータを効率的に推定できることを示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.3769303106863453
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Minimizing both experimental effort and consumption of valuable quantum resources in state estimation is vital in practical quantum information processing. Here, we explore characterizing states as an additional benefit of the entanglement distillation protocols. We show that the Bell-diagonal parameters of any undistilled state can be efficiently estimated solely from the measurement statistics of probabilistic distillation protocols. We further introduce the state estimator `Disti-Mator' designed specifically for a realistic experimental setting, and exhibit its robustness through numerical simulations. Our results demonstrate that a separate estimation protocol can be circumvented whenever distillation is an indispensable communication-based task.
- Abstract(参考訳): 実効的な量子情報処理において、状態推定における実験的な労力と貴重な量子リソースの消費の両方を最小化することが不可欠である。
ここでは, エンタングルメント蒸留プロトコルのさらなるメリットとして, 状態のキャラクタリゼーションについて検討する。
本研究では, 確率蒸留プロトコルの測定統計から, 未蒸留状態のベル対角線パラメータを効率的に推定できることを示す。
さらに,現実的な実験環境に特化して設計された状態推定器 ‘Disti-Mator' を導入し,数値シミュレーションによりその堅牢性を示す。
以上の結果から,蒸留が不必要な通信ベースタスクである場合に,別の推定プロトコルを回避できることが示唆された。
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