論文の概要: Energy efficient coherent quantum control of nitrogen vacancy (NV) spin with nanoscale magnets
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2407.14018v1
- Date: Fri, 19 Jul 2024 04:37:44 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-07-22 18:53:17.663730
- Title: Energy efficient coherent quantum control of nitrogen vacancy (NV) spin with nanoscale magnets
- Title(参考訳): ナノスケール磁石を用いた窒素空孔スピンの高効率コヒーレント量子制御
- Authors: Md Fahim F Chowdhury, Adi Jung, Lea La Spina, Ausrine Bartasyte, Samuel Margueron, Jayasimha Atulasimha,
- Abstract要約: 本研究では,NV中心に近接するナノスケール磁石から発生するマイクロ波場を有するダイヤモンド中の窒素空孔(NV)中心のコヒーレント量子制御について検討した。
その結果, 近接場マイクロ波を用いた高コントラストRabi発振による顕著なコヒーレント制御が得られた。
ナノスケール磁石を用いて高局在かつエネルギー効率のコヒーレント量子制御を実装すれば、熱的にノイズの多いマイクロ波回路を置き換えることができる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.05654739324983621
- License: http://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/
- Abstract: We investigate coherent quantum control of a nitrogen vacancy (NV) center in diamond with microwave fields generated from a nanoscale magnet that is proximal to the NV center. Our results show remarkable coherent control with high contrast Rabi oscillations using nearfield microwaves from shape anisotropic nanomagnets of lateral dimensions down to 200 nm x 180 nm, driven remotely by surface acoustic wave (SAW) excitation that is at least 400 times and potentially 4 orders of magnitude more energy efficient than generating microwaves with an antenna. Furthermore, we show that varying the acoustic power driving such nanomagnets can achieve control over Rabi frequency. We also report spin-lattice relaxation time T1 is 103 +/-0.5 micro-seconds, the spin-spin relaxation time T2 is 1.23+/-0.29 micro-seconds, and the Ramsey coherence time T2* is 218+/-27 nanoseconds measured using microwave pulses generated by such nanomagnets. The use of the nanoscale magnets to implement highly localized and energy efficient coherent quantum control can replace thermally noisy microwave circuits and demonstrate a path to scalable quantum computing and sensing with NV-defects in diamond and other spin qubits.
- Abstract(参考訳): 本研究では,NV中心に近接するナノスケール磁石から発生するマイクロ波場を有するダイヤモンド中の窒素空孔(NV)中心のコヒーレント量子制御について検討した。
その結果, アンテナを用いたマイクロ波発生よりも400倍, 4桁のエネルギー効率を持つ表面音響波(SAW)励起により, 横方向の異方性ナノマグネットから200nm×180nmまでの形状異方性ナノマグネットの近接場マイクロ波を用いた高コントラストラビ発振による顕著なコヒーレント制御が得られた。
さらに、そのようなナノマグネットを駆動する音響パワーの変動は、Rabi周波数を制御できることを示す。
また、スピン-格子緩和時間T1が103/0.5マイクロ秒、スピン-スピン緩和時間T2が1.23+/-0.29マイクロ秒、ラムジーコヒーレンス時間T2*が218+/-27ナノ秒であることも報告した。
ナノスケール磁石を用いた高局所かつエネルギー効率のコヒーレント量子制御は、熱的にノイズの多いマイクロ波回路を置き換えることができ、スケーラブルな量子コンピューティングへの道を示し、ダイヤモンドや他のスピン量子ビットにおけるNV欠陥を検知する。
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