論文の概要: Rotational excitation in sympathetic cooling of diatomic molecular ions by laser-cooled atomic ions
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2410.22458v1
- Date: Tue, 29 Oct 2024 18:47:09 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2024-10-31 14:26:37.257092
- Title: Rotational excitation in sympathetic cooling of diatomic molecular ions by laser-cooled atomic ions
- Title(参考訳): レーザー冷却原子イオンによる二原子分子イオンの交感冷却における回転励起
- Authors: J. Martin Berglund, Michael Drewsen, Christiane P. Koch,
- Abstract要約: 二原子イオンと原子イオンの衝突における回転状態の変化を推定する。
また、単一の原子イオンと原子イオンのクーロン結晶の両方を考慮した冷却時間を推定した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
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- Abstract: Sympathetic cooling of molecular ions through the Coulomb interaction with laser-cooled atomic ions is an efficient tool to prepare translationally cold molecules. Even at relatively high collisional energies of about 1eV (T$\sim$10000K), the nearest approach in the ion-ion collisions never gets closer than $\sim$1nm such that naively perturbations of the internal molecular state are not expected. The Coulomb field may, however, induce rotational transitions changing the purity of initially quantum state prepared molecules. Here, we use estimates of rotational state changes in collisions of diatomic ions with atomic ions (arXiv:1905.02130) and determine the overall rotational excitation accumulated over the sympathetic cooling. We also estimate the cooling time, considering both a single atomic ion and a Coulomb crystal of atomic ions.
- Abstract(参考訳): レーザー冷却された原子イオンとのクーロン相互作用による分子イオンの交感冷却は、翻訳的に冷たい分子を調製するための効率的な手段である。
約1eV(T$\sim$10000K)の比較的高い衝突エネルギーでも、イオン-イオン衝突の最も近いアプローチは、内部分子状態の摂動が期待できないような$\sim$1nmに近づくことはない。
しかし、クーロン場は、初期量子状態準備分子の純度を変化させる回転遷移を引き起こす可能性がある。
ここでは、二原子イオンと原子イオン(arXiv: 1905.02130)の衝突における回転状態の変化を推定し、交感冷却によって蓄積される全回転励起を推定する。
また、単一の原子イオンと原子イオンのクーロン結晶の両方を考慮した冷却時間を推定した。
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