論文の概要: Efficient Ranking, Order Statistics, and Sorting under CKKS
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2412.15126v1
- Date: Thu, 19 Dec 2024 18:06:25 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2024-12-20 18:44:16.243696
- Title: Efficient Ranking, Order Statistics, and Sorting under CKKS
- Title(参考訳): CKKSにおける効率的なランク付け・順序統計・ソーティング
- Authors: Federico Mazzone, Maarten Everts, Florian Hahn, Andreas Peter,
- Abstract要約: ホモモルフィック暗号化(FHE)は、暗号化されたデータの操作を可能にするため、プライバシ保護アプリケーションに極めて有用である。
計算オーバーヘッドの増大とFHEのネイティブ操作の制限により、これらのタスクの効率的な実装には大きな課題が生じる。
我々は、ランク付け、順序統計、ソートのための解を示し、いずれもO(1)の比較深度を達成している。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 5.543544712471747
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Fully Homomorphic Encryption (FHE) enables operations on encrypted data, making it extremely useful for privacy-preserving applications, especially in cloud computing environments. In such contexts, operations like ranking, order statistics, and sorting are fundamental functionalities often required for database queries or as building blocks of larger protocols. However, the high computational overhead and limited native operations of FHE pose significant challenges for an efficient implementation of these tasks. These challenges are exacerbated by the fact that all these functionalities are based on comparing elements, which is a severely expensive operation under encryption. Previous solutions have typically based their designs on swap-based techniques, where two elements are conditionally swapped based on the results of their comparison. These methods aim to reduce the primary computational bottleneck: the comparison depth, which is the number of non-parallelizable homomorphic comparisons. The current state of the art solution for sorting by Lu et al. (IEEE S&P'21), for instance, achieves a comparison depth of O(log^2(N)). In this paper, we address the challenge of reducing the comparison depth by shifting away from the swap-based paradigm. We present solutions for ranking, order statistics, and sorting, that all achieve a comparison depth of O(1), making our approach highly parallelizable. Leveraging the SIMD capabilities of the CKKS FHE scheme, our approach re-encodes the input vector under encryption to allow for simultaneous comparisons of all elements with each other. The homomorphic re-encoding incurs a minimal computational overhead of O(log(N)) rotations. Experimental results show that our approach ranks a 128-element vector in approximately 2.64s, computes its argmin/argmax in 14.18s, and sorts it in 21.10s.
- Abstract(参考訳): FHE(Fully Homomorphic Encryption)は、暗号化されたデータの操作を可能にするため、特にクラウドコンピューティング環境では、プライバシ保護アプリケーションに極めて有用である。
このような状況下では、ランキング、順序統計、ソートといった操作は、データベースクエリやより大きなプロトコルのビルディングブロックとして必要とされる基本機能である。
しかし、計算オーバーヘッドの増大とFHEのネイティブ操作の制限により、これらのタスクの効率的な実装には大きな課題が生じる。
これらの課題は、これらすべての機能は、暗号化の下で非常に高価な操作である要素の比較に基づいているという事実によって、さらに悪化している。
従来のソリューションでは、2つの要素を条件付きスワップで比較した結果に基づいて交換するスワップベースの手法が一般的であった。
これらの手法は、非並列化可能な同型比較の数である比較深度という、主要な計算ボトルネックを減らすことを目的としている。
例えば、Lu et al (IEEE S&P'21) による現在の最先端解は、O(log^2(N)) の比較深度を達成する。
本稿では,スワップベースパラダイムから脱却することで比較深度を低減するという課題に対処する。
我々は、O(1)の比較深度を全て達成し、我々のアプローチを高度に並列化できるように、ランク付け、順序統計、ソートのためのソリューションを提案する。
CKKS FHE方式のSIMD機能を活用して, 入力ベクトルを復号化して, 全要素の同時比較を可能にする。
準同型再符号化は、O(log(N)) 回転の最小の計算オーバーヘッドをもたらす。
実験の結果,約2.64秒で128要素ベクトルをランク付けし,14.18秒でargmin/argmaxを計算し,21.10秒でソートした。
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