論文の概要: Deterministic quantum teleportation of a path-encoded state using entangled photons
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2502.05071v1
- Date: Fri, 07 Feb 2025 16:44:43 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-02-10 14:56:12.041009
- Title: Deterministic quantum teleportation of a path-encoded state using entangled photons
- Title(参考訳): 絡み合った光子を用いた経路符号化状態の決定論的量子テレポーテーション
- Authors: Akshai T. Krishnan, Kanad Sengupta, S. P. Dinesh, C. M. Chandrashekar,
- Abstract要約: 線形光学装置において、偏光絡み合った光子対のみを用いて任意の量子状態の決定論的テレポーテーションを示す。
これにより、高忠実度な光学スキームにおけるキュービット状態の決定論的テレポーテーションが可能となる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 2.331828779757202
- License:
- Abstract: Quantum teleportation enables a way to transmit an arbitrary qubit state from one place to an other. A standard scheme for teleportation in optical setup involve three photons, an entangled photon pair and a photon carrying quantum state to be teleported. The interaction between the photons in the scheme makes quantum teleportation probabilistic. Here we demonstrate a deterministic teleportation of an arbitrary qubit state using only a polarization entangled photon pair in a linear optical setup. By introducing the path degree of freedom to one of the entangled photon and encoding the arbitrary qubit state into it, we demonstrate 100\% Bell State Measurement (BSM) outcome. This enables a deterministic teleportation of a qubit state in an optical scheme with high fidelity. We report an average teleportation fidelity of 88.00%. The dependency of fidelity on the visibility of single-photon interferometer used for path qubit state shows the possibility of further improving the fidelity of quantum teleportation.
- Abstract(参考訳): 量子テレポーテーション(quantum teleportation)は、任意の量子ビット状態をある場所から他の場所へ送信する方法である。
光設備におけるテレポーテーションの標準的なスキームは、3つの光子、絡み合った光子対、および量子状態を持つ光子をテレポーティングする。
このスキームにおける光子間の相互作用は、量子テレポーテーションの確率をもたらす。
ここでは、偏光絡み合った光子対のみを用いて、任意の量子状態の決定論的テレポーテーションを示す。
絡み合った光子の1つに自由度を導入し、任意の量子ビット状態を符号化することにより、100\%ベル状態測定(BSM)結果を示す。
これにより、高忠実度な光学スキームにおけるキュービット状態の決定論的テレポーテーションが可能となる。
平均テレポーテーション率は88.00%である。
経路量子ビット状態に使用する単一光子干渉計の可視性への忠実性の依存性は、量子テレポーテーションの忠実性をさらに改善する可能性を示している。
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