論文の概要: Back Attention: Understanding and Enhancing Multi-Hop Reasoning in Large Language Models
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2502.10835v1
- Date: Sat, 15 Feb 2025 15:36:42 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-02-18 20:34:44.69859
- Title: Back Attention: Understanding and Enhancing Multi-Hop Reasoning in Large Language Models
- Title(参考訳): バックアテンション:大規模言語モデルにおけるマルチホップ推論の理解と強化
- Authors: Zeping Yu, Yonatan Belinkov, Sophia Ananiadou,
- Abstract要約: 我々は,「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの母の配偶者」のようなプロンプトにおいて,大規模言語モデルが潜在マルチホップ推論をどのように行うかを検討する。
故障は相関属性抽出の段階に起因することが多く、矛盾するロジットが予測精度を低下させる。
注意計算において,下位層が異なる位置から高層隠れ状態を利用することができる機構であるバックアテンションを提案する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 51.53835083483751
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We investigate how large language models perform latent multi-hop reasoning in prompts like "Wolfgang Amadeus Mozart's mother's spouse is". To analyze this process, we introduce logit flow, an interpretability method that traces how logits propagate across layers and positions toward the final prediction. Using logit flow, we identify four distinct stages in single-hop knowledge prediction: (A) entity subject enrichment, (B) entity attribute extraction, (C) relation subject enrichment, and (D) relation attribute extraction. Extending this analysis to multi-hop reasoning, we find that failures often stem from the relation attribute extraction stage, where conflicting logits reduce prediction accuracy. To address this, we propose back attention, a novel mechanism that enables lower layers to leverage higher-layer hidden states from different positions during attention computation. With back attention, a 1-layer transformer achieves the performance of a 2-layer transformer. Applied to four LLMs, back attention improves accuracy on five reasoning datasets, demonstrating its effectiveness in enhancing latent multi-hop reasoning ability.
- Abstract(参考訳): 我々は,「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの母の配偶者」のようなプロンプトにおいて,大規模言語モデルが潜在マルチホップ推論をどのように行うかを検討する。
この過程を解析するために,ロジットが層間を伝播し最終予測に向かう過程を辿る解法であるロジットフローを導入する。
単一ホップ知識予測において,ロジットフローを用いて,(A)エンティティ属性抽出,(B)エンティティ属性抽出,(C)関係属性抽出,(D)関係属性抽出の4つの異なる段階を同定する。
この分析をマルチホップ推論に拡張すると、故障はしばしば相関属性抽出段階から発生し、矛盾するロジットが予測精度を低下させる。
そこで本研究では,低層に異なる位置から隠蔽された高層状態を利用するための新しいメカニズムである,アテンションアテンション(back attention)を提案する。
1層変圧器は2層変圧器の性能を達成する。
4つのLCMに適用すると、バックアテンションは5つの推論データセットの精度を改善し、潜在マルチホップ推論能力を高める効果を示す。
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