論文の概要: Long-range photonic device-independent quantum key distribution using SPDC sources and linear optics
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2507.23254v2
- Date: Sat, 30 Aug 2025 12:13:24 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-09-03 14:24:52.560808
- Title: Long-range photonic device-independent quantum key distribution using SPDC sources and linear optics
- Title(参考訳): SPDC源と線形光学を用いた長距離フォトニックデバイス非依存量子鍵分布
- Authors: Morteza Moradi, Maryam Afsary, Piotr Mironowicz, Enky Oudot, Magdalena Stobińska,
- Abstract要約: 長距離デバイス非依存量子鍵分布(DI QKD)
本稿では、QKDのための2つの実験可能なスキームを提案する。
その結果,検出器効率は81%と正の値を示した。
この研究は、量子通信ネットワークにおけるデバイス非依存のセキュリティに向けた重要なマイルストーンである。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.7334784262119398
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We address the question of the implementation of long distance device-independent quantum key distribution (DI QKD) by proposing two experimentally viable schemes. Those schemes only use spontaneous parametric down-conversion (SPDC) sources and linear optics. They achieve favorable key rate scaling proportional to the square root of channel transmissivity $\eta_t$, matching the twin-field protocol advantage. We demonstrate positive asymptotic key rates at detector efficiencies as low as 81\%, bringing DI QKD within the reach of current superconducting detector technology. Our security analysis employs the Entropy Accumulation Theorem to establish rigorous finite-size bounds, achieving finite-key rates at a detector efficiency of 89\%. This work represents a critical milestone toward device-independent security in quantum communication networks, providing experimentalists with practical implementation pathways while maintaining the strongest possible security guarantees against quantum adversaries.
- Abstract(参考訳): 本稿では,長距離デバイス非依存量子鍵分布(DI QKD)の実装について,実験的に実現可能な2つのスキームを提案する。
これらのスキームは、自然パラメトリックダウンコンバージョン(SPDC)ソースと線形光学のみを使用する。
チャネル透過率$\eta_t$の平方根に比例したキーレートのスケーリングを実現し、ツインフィールドプロトコルの利点にマッチする。
また, 検出器効率が81 %以下である場合, DI QKD を現在の超伝導検出器技術の範囲内で有意な漸近性鍵レートを示す。
セキュリティ解析ではエントロピー累積理論を用いて厳密な有限サイズ境界を定め, 検出効率89\%で有限キー速度を達成している。
この研究は、量子通信ネットワークにおけるデバイス非依存のセキュリティへの重要なマイルストーンであり、量子敵に対する最強のセキュリティ保証を維持しながら、実践的な実装パスを提供する。
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