論文の概要: Dark and Bright Patterns in Cookie Consent Requests
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2509.18210v1
- Date: Sun, 21 Sep 2025 10:30:38 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-09-24 20:41:27.488846
- Title: Dark and Bright Patterns in Cookie Consent Requests
- Title（参考訳）: クッキー要求における暗と明のパターン
- Authors: Paul Graßl, Hanna Schraffenberger, Frederik Zuiderveen Borgesius, Moniek Buijzen,
- Abstract要約: ダークパターンは、説得力のあるインターフェース設計を通じて人々の振る舞いを操縦する(悪)デザインナッジです。
本研究では,3つの共通デザインナッジがユーザの同意決定および個人データの制御に対する認識に与える影響について検討した。
以上の結果から,現在のクッキー同意要求の実装の多くは,インターネット利用者にとって意味のある選択を可能にするものではないことが示唆された。
- 参考スコア（独自算出の注目度）: 3.830858136366045
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Dark patterns are (evil) design nudges that steer people's behaviour through persuasive interface design. Increasingly found in cookie consent requests, they possibly undermine principles of EU privacy law. In two preregistered online experiments we investigated the effects of three common design nudges (default, aesthetic manipulation, obstruction) on users' consent decisions and their perception of control over their personal data in these situations. In the first experiment (N = 228) we explored the effects of design nudges towards the privacy-unfriendly option (dark patterns). The experiment revealed that most participants agreed to all consent requests regardless of dark design nudges. Unexpectedly, despite generally low levels of perceived control, obstructing the privacy-friendly option led to more rather than less perceived control. In the second experiment (N = 255) we reversed the direction of the design nudges towards the privacy-friendly option, which we title "bright patterns". This time the obstruction and default nudges swayed people effectively towards the privacy-friendly option, while the result regarding perceived control stayed the same compared to Experiment 1. Overall, our findings suggest that many current implementations of cookie consent requests do not enable meaningful choices by internet users, and are thus not in line with the intention of the EU policymakers. We also explore how policymakers could address the problem.
- Abstract（参考訳）: ダークパターンは、説得力のあるインターフェース設計を通じて人々の振る舞いを操縦する(悪)デザインナッジです。
クッキーの同意を求める声が増し、EUのプライバシー法の原則を損なう可能性がある。
2つの事前登録オンライン実験において,ユーザの同意決定に対する3つの共通デザインナッジ(デフォルト,審美的操作,障害)の影響と,それらの状況における個人データに対するコントロールの認知について検討した。
最初の実験(N = 228)では、プライバシ非フレンドリな選択肢(ダークパターン)に対するデザインナッジの効果について検討した。
実験の結果、ほとんどの参加者はダークデザインによらずすべての同意の要求に同意したことが明らかとなった。
当然のことながら、一般的にコントロールのレベルが低いにもかかわらず、プライバシフレンドリーなオプションを妨害することは、コントロールの認識を減らした。
第2の実験(N = 255)では、プライバシフレンドリなオプションに対して、設計の方針を逆転させました。
今回の障害とデフォルトの判断は、プライバシーに配慮した選択肢を効果的に支持する一方で、評価されたコントロールに関する結果は、Experiment 1と比べても変わっていない。
以上の結果から,現在のクッキー同意要求の実装の多くは,インターネット利用者による有意義な選択を可能とせず,EU政策立案者の意図と一致していないことが示唆された。
また、政策立案者がこの問題にどう対処できるかについても検討する。
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