論文の概要: Feedback Cooling and Thermometry of a Single Trapped Ion Using a Knife Edge
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2512.16368v1
- Date: Thu, 18 Dec 2025 10:08:28 GMT
- ステータス: 翻訳完了
- システム内更新日: 2025-12-19 18:10:32.004922
- Title: Feedback Cooling and Thermometry of a Single Trapped Ion Using a Knife Edge
- Title(参考訳): ナイフエッジを用いた単一トラップイオンのフィードバック冷却と温度測定
- Authors: Hans Dang, Sebastian Luff, Martin Fischer, Markus Sondermann, Gerd Leuchs,
- Abstract要約: 本報告では, ドップラー限界以下に閉じ込められた1個のイオンの初回冷却について報告する。
単一イオンの動きをリアルタイムで監視し、電子フィードバックを適用してドップラー冷却温度以下で最大9回冷却する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.10874100424278171
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We report on the first feedback cooling of a single trapped ion below the Doppler limit of $\hbarΓ/2 k_\mathrm{B}$. The motion of a single ion is monitored in real-time and cooled up to 9-times below the Doppler cooling temperature by applying electronic feedback. Real-time motion detection is implemented by imaging the fluorescence photons emitted by the ion onto a knife edge and detecting the transmitted light, a method used so far to cool trapped nanoparticles. The intensity modulation of the fluorescence resulting from the ion motion is used to generate and apply the feedback signal and also to determine the ion temperature. The method benefits from a high rate of detected scattered photons, which can be a challenge, and which we address by using a parabolic mirror for collecting the fluorescence.
- Abstract(参考訳): ドップラー限界以下に閉じ込められた1つのイオンが最初に冷却されたことを報告した。
単一イオンの動きをリアルタイムで監視し、電子フィードバックを適用してドップラー冷却温度以下で最大9回冷却する。
イオンによって放出される蛍光光子をナイフの端に撮像し、透過光を検出することでリアルタイムな動き検出を行う。
イオン運動による蛍光の強度変調を用いて、フィードバック信号を生成し、適用し、また、イオン温度を決定する。
この方法は, 散乱光子の検出率が高いことの恩恵を受け, 蛍光の収集にパラボラミラーを用いることで, この問題に対処する。
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