論文の概要: Enhancement of efficiency in the Dicke model quantum heat engine
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/1906.00292v4
- Date: Tue, 17 Sep 2024 05:05:51 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2024-09-18 23:07:58.020891
- Title: Enhancement of efficiency in the Dicke model quantum heat engine
- Title(参考訳): ディックモデル量子熱エンジンの効率向上
- Authors: M. Aparicio Alcalde, E. Arias, N. F. Svaiter,
- Abstract要約: 我々は、全ディックモデルで記述された量子熱エンジンを解析する。
量子相転移に関連する基底状態縮退と最大効率の関係について検討した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We analyze a quantum heat engine described by the full Dicke model. The system exhibit quantum phase transitions under certain conditions. We consider the system performing a Stirling thermodynamic cycle. We obtain an enhancement of efficiency when during the cycle the coupling parameter cross a critical value. We analyze the effect of unbalance between rotating and counter-rotating terms in the model. The maximum efficiency is obtained when the contributions of the counter-rotating and rotating terms are equal. The relation between ground state degeneracy, related to the quantum phase transition, and maximum efficiency is investigated.
- Abstract(参考訳): 我々は、全ディックモデルで記述された量子熱エンジンを解析する。
このシステムは特定の条件下での量子相転移を示す。
スターリング熱力学サイクルを行うシステムについて考察する。
サイクル中に結合パラメータが臨界値を越えると効率が向上する。
モデルにおける回転項と反回転項のアンバランス効果を解析する。
反回転項と回転項の寄与が等しければ最大効率が得られる。
量子相転移に関連する基底状態縮退と最大効率の関係について検討した。
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