論文の概要: Non-equilibrium steady-states of memoryless quantum collision models
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2001.01723v3
- Date: Thu, 28 May 2020 10:33:55 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-01-14 03:02:11.901358
- Title: Non-equilibrium steady-states of memoryless quantum collision models
- Title(参考訳): 無記憶量子衝突モデルの非平衡定常状態
- Authors: Giacomo Guarnieri, Daniele Morrone, Bar{\i}\c{s} \c{C}akmak, Francesco
Plastina, Steve Campbell
- Abstract要約: エネルギー保存形態におけるハミルトニアン結合のみが系を熱平衡に導くことを示す。
エネルギー固有ベイジにおけるコヒーレンスを示す定常状態にシステムを駆動するシステム環境相互作用の特定の形態を特徴付ける。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We investigate the steady state properties arising from the open system
dynamics described by a memoryless (Markovian) quantum collision model,
corresponding to a master equation in the ultra-strong coupling regime. By
carefully assessing the work cost of switching on and off the
system-environment interaction, we show that only a coupling Hamiltonian in the
energy-preserving form drives the system to thermal equilibrium, while any
other interaction leads to non-equilibrium steady states that are supported by
steady-state currents. These currents provide a neat exemplification of the
housekeeping work and heat. Furthermore, we characterize the specific form of
system-environment interaction that drives the system to a steady-state
exhibiting coherence in the energy eigenbasis, thus, giving rise to families of
states that are non-passive.
- Abstract(参考訳): 超強結合系におけるマスター方程式に対応する無記憶(マルコフ型)量子衝突モデルによって記述された開システムダイナミクスから生じる定常状態特性について検討する。
システム環境間相互作用のオン・オフの作業コストを慎重に評価することにより,エネルギー保存形式のカップリングハミルトニアンのみが系を熱平衡に導くのに対し,他の相互作用は定常電流によって支持される非平衡定常状態につながることを示した。
これらの電流は、ハウスキーピングの仕事と熱を巧みに例示している。
さらに,エネルギー固有ベイシスにおいて連系を示す定常状態へとシステムを駆動するシステム環境相互作用の特定の形態を特徴付け,非パッシブな状態の族を発生させる。
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