論文の概要: Measurability of nonequilibrium thermodynamics in terms of the
Hamiltonian of mean force
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2001.08917v2
- Date: Fri, 8 May 2020 10:49:59 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-06-06 03:01:53.664821
- Title: Measurability of nonequilibrium thermodynamics in terms of the
Hamiltonian of mean force
- Title(参考訳): 平均力のハミルトニアンによる非平衡熱力学の測定可能性
- Authors: Philipp Strasberg and Massimiliano Esposito
- Abstract要約: 平均力のハミルトニアンは, システムのみの測定から推定可能であることを示す。
我々は、E.94、022143およびarXiv:1911.11660で示される重要な批判に反論する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The nonequilibrium thermodynamics of an open (classical or quantum) system in
strong contact with a single heat bath can be conveniently described in terms
of the Hamiltonian of mean force. However, the conventional formulation is
limited by the necessity to measure differences in equilibrium properties of
the system-bath composite. We make use of the freedom involved in defining
thermodynamic quantities, which leaves the thermodynamics unchanged, to show
that the Hamiltonian of mean force can be inferred from measurements on the
system alone, up to that irrelevant freedom. In doing so, we refute a key
criticism expressed in Phys. Rev. E 94, 022143 and arXiv:1911.11660. We also
discuss the remaining part of the criticism.
- Abstract(参考訳): 単一の熱浴と強い接触を持つ開(古典的または量子的)系の非平衡熱力学は、平均力のハミルトニアンによって便利に記述できる。
しかし, 従来の定式化は, システムバス複合材料の平衡特性の差を測定する必要性によって制限されている。
我々は、熱力学量の定義に関わる自由を利用して、平均力のハミルトニアンがシステム上の測定からその無関係な自由まで推論可能であることを示す。
その際、physで表現された重要な批判を反論する。
E94,022143およびarXiv:1911.11660。
また,批判の残る部分についても論じる。
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