論文の概要: Two-level quantum Otto heat engine operating with unit efficiency far
from the quasi-static regime under a squeezed reservoir
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2003.12664v2
- Date: Tue, 28 Jul 2020 13:03:57 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-27 18:15:24.896997
- Title: Two-level quantum Otto heat engine operating with unit efficiency far
from the quasi-static regime under a squeezed reservoir
- Title(参考訳): スクイーズド貯水池下の準定常状態から遠く離れた単位効率で作動する2段量子オットー熱エンジン
- Authors: Rog\'erio J. de Assis, J. S. Sales, Udson C. Mendes, and Norton G. de
Almeida
- Abstract要約: 本研究では, 冷却熱貯留層と硬化熱貯留層に囲まれた量子オットー熱エンジンを実現するための2レベルモデルを提案する。
このモデルを利用することで、非ヌルパワーにおいてもユニタリ効率を達成するという、目覚ましい成果を示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Recent theoretical and experimental studies in quantum heat engines show
that, in the quasi-static regime, it is possible to have higher efficiency than
the limit imposed by Carnot, provided that engineered reservoirs are used. The
quasi-static regime, however, is a strong limitation to the operation of heat
engines, since infinitely long time is required to complete a cycle. In this
paper we propose a two-level model as the working substance to perform a
quantum Otto heat engine surrounded by a cold thermal reservoir and a squeezed
hot thermal reservoir. Taking advantage of this model we show a striking
achievement, that is to attain unity efficiency even at non null power.
- Abstract(参考訳): 量子熱エンジンにおける最近の理論的および実験的研究は、準定常状態においてはカルノットによって課される限界よりも高い効率を持つことができることを示した。
しかし、準静電状態はサイクルを完了するのに無限に長い時間を要するため、熱エンジンの動作に強い制限がある。
本稿では, 冷却熱貯留層と硬化熱貯留層に囲まれた量子オットー熱エンジンを実現するための, 作動物質としての2レベルモデルを提案する。
このモデルを利用することで、非ヌルパワーにおいてもユニタリ効率を達成するという、目覚ましい成果を示す。
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