論文の概要: Anisotropic Spin-Acoustic Resonance in Silicon Carbide at Room
Temperature
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2005.00787v1
- Date: Sat, 2 May 2020 10:51:50 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-21 13:02:00.656371
- Title: Anisotropic Spin-Acoustic Resonance in Silicon Carbide at Room
Temperature
- Title(参考訳): 炭化ケイ素の室温における異方性スピン音響共鳴
- Authors: A. Hern\'andez-M\'inguez, A. V. Poshakinskiy, M. Hollenbach, P. V.
Santos and G. V. Astakhov
- Abstract要約: 室温における炭化ケイ素の原子スケール中心における音波誘起スピン共鳴について報告する。
その結果、シリコン炭化物はオンチップスピン-オプトメカニカル量子制御のための高生産性ハイブリッドプラットフォームとして確立された。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We report on acoustically driven spin resonances in atomic-scale centers in
silicon carbide at room temperature. Specifically, we use a surface acoustic
wave cavity to selectively address spin transitions with magnetic quantum
number differences of $\pm$1 and $\pm$2 in the absence of external microwave
electromagnetic fields. These spin-acoustic resonances reveal a non-trivial
dependence on the static magnetic field orientation, which is attributed to the
intrinsic symmetry of the acoustic fields combined with the peculiar properties
of a half-integer spin system. We develop a microscopic model of the
spin-acoustic interaction, which describes our experimental data without
fitting parameters. Furthermore, we predict that traveling surface waves lead
to a chiral spin-acoustic resonance, which changes upon magnetic field
inversion. These results establish silicon carbide as a highly-promising hybrid
platform for on-chip spin-optomechanical quantum control enabling engineered
interactions at room temperature.
- Abstract(参考訳): 室温における炭化ケイ素の原子スケール中心における音響駆動スピン共鳴について報告する。
具体的には、表面弾性波キャビティを用いて、外部マイクロ波電磁界がない場合の磁気量子数差$\pm$1 と$\pm$2 のスピン遷移を選択的に扱う。
これらのスピン音響共鳴は、静磁場配向に非自明な依存を示すが、これは音場の内在対称性と半整数スピン系の特異な性質が組み合わさったものである。
スピン音響相互作用の微視的モデルを構築し,パラメータを合わせずに実験データを記述した。
さらに, 進行する表面波がカイラルスピン音響共鳴につながり, 磁場反転によって変化することを予測した。
これらの結果から, シリコン炭化ケイ素をオンチップスピン-オプトメカニカル量子制御のための高生産性ハイブリッドプラットフォームとして確立し, 室温での工学的相互作用を可能にした。
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