論文の概要: Sudden death of entanglement induced by a minimal thermal environment
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2007.09140v2
- Date: Fri, 31 Jul 2020 14:05:54 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-09 04:51:22.059272
- Title: Sudden death of entanglement induced by a minimal thermal environment
- Title(参考訳): 極小熱環境による絡み合いの突然死
- Authors: G.L. De\c{c}ordi and A. Vidiella-Barranco
- Abstract要約: 本研究では,その一方を分離した2つの相互作用系と,他方を熱状態の単一モード電磁場に結合した2つの相互作用系のダイナミクスについて検討する。
このような単純なシステムでは,突然の死亡と突然の絡み合いの発生が生じる可能性がある。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We study the dynamics of two interacting two-level systems (qubits) having
one of them isolated and the other coupled to a single mode electromagnetic
field in a thermal state. The field plays the role of a small environment, in
contrast to the usual approach of modeling an environment via a thermal
reservoir with many degrees of freedom. We find the analytical solution of the
proposed model, which allows us to investigate the consequences of the coupling
to the small environment on characteristic quantum features of the two-qubit
system. We study the time evolution of quantum entanglement and coherence,
verifying the dependence on the relevant coupling constants as well as the
influence of the effective temperature of the environment. Interestingly, we
find that both sudden death and sudden birth of entanglement may occur in such
a simple system. We also discuss a different partition, in which the isolated
qubit is considered to be coupled to a composite environment, constituted by
the other qubit plus the field mode.
- Abstract(参考訳): 熱状態における1つのモード電磁界と1つのモード電磁界を結合した2つの相互作用する2レベル系(量子ビット)のダイナミクスについて検討した。
フィールドは、多くの自由度を持つ熱貯水池を通して環境をモデル化する通常のアプローチとは対照的に、小さな環境の役割を担っている。
提案したモデルの解析解は,2量子系の特性量子特性に対する小環境とのカップリングの影響を解明するものである。
量子エンタングルメントとコヒーレンスの時間進化について検討し、関連する結合定数への依存性と環境の有効温度の影響を検証した。
興味深いことに、このような単純なシステムでは、突然の死亡と突然の絡み合いが生じる可能性がある。
また、分離されたキュービットを、他のキュービットとフィールドモードで構成された複合環境に結合すると考えられる別のパーティションについても論じる。
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