論文の概要: Piezoacoustics for precision control of electrons floating on helium
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2008.02330v2
- Date: Thu, 8 Jul 2021 15:08:15 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-07 02:04:47.303890
- Title: Piezoacoustics for precision control of electrons floating on helium
- Title(参考訳): ヘリウムに浮遊する電子の精密制御のためのピエゾ音響
- Authors: H. Byeon, K. Nasyedkin, J.R. Lane, N.R. Beysengulov, L. Zhang, R.
Loloee, and J. Pollanen
- Abstract要約: ヘリウム上の電子とエバネッセント圧電SAWとのカップリングについて報告する。
我々は、電子の0.01%の精度の音響輸送を実証し、将来の量子化された電荷ポンプ実験への扉を開く。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.5277024349608834
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Piezoelectric surface acoustic waves (SAWs) are powerful for investigating
and controlling elementary and collective excitations in condensed matter. In
semiconductor two-dimensional electron systems SAWs have been used to reveal
the spatial and temporal structure of electronic states, produce quantized
charge pumping, and transfer quantum information. In contrast to
semiconductors, electrons trapped above the surface of superfluid helium form
an ultra-high mobility, two-dimensional electron system home to
strongly-interacting Coulomb liquid and solid states, which exhibit non-trivial
spatial structure and temporal dynamics prime for SAW-based experiments. Here
we report on the coupling of electrons on helium to an evanescent piezoelectric
SAW. We demonstrate precision acoustoelectric transport of as little as ~0.01%
of the electrons, opening the door to future quantized charge pumping
experiments. We also show SAWs are a route to investigating the high-frequency
dynamical response, and relaxational processes, of collective excitations of
the electronic liquid and solid phases of electrons on helium.
- Abstract(参考訳): 圧電弾性表面波(saws)は、凝縮物中の初等および集合的な励起の調査および制御に有効である。
半導体2次元電子系では、sawは電子状態の空間的および時間的構造を明らかにし、量子化された電荷ポンプを生成し、量子情報を転送するために用いられる。
半導体とは対照的に、超流動ヘリウムの表面上に閉じ込められた電子は、強い相互作用を持つクーロン液体と固体状態を持つ超高移動度2次元電子系を形成し、SAWベースの実験では非自明な空間構造と時間動力学素数を示す。
ここでは、ヘリウム上の電子とエバネッセント圧電ソーとの結合について報告する。
量子化電荷ポンプ実験への扉を開くため,電子の0.01%程度の精度で音響電気輸送を行うことができた。
また,sawは,電子液体の集団励起とヘリウム上の電子の固相の高周波動的応答と緩和過程を調べるための経路であることを示した。
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