論文の概要: Phase-adaptive dynamical decoupling methods for robust spin-spin
dynamics in trapped ions
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2008.10933v2
- Date: Tue, 23 Mar 2021 14:36:09 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-05 00:00:57.036366
- Title: Phase-adaptive dynamical decoupling methods for robust spin-spin
dynamics in trapped ions
- Title(参考訳): 捕捉イオン中のロバストスピンスピンスピンダイナミクスに対する位相適応動的分離法
- Authors: Lijuan Dong, I\~nigo Arrazola, Xi Chen, Jorge Casanova
- Abstract要約: トラップされたイオンに基づく量子プラットフォームは、古典的なデバイスを超える計算能力を持つ量子ハードウェアを構築するための主要な候補である。
これらの設定で利用可能な制御技術の中で、パルス動的デカップリング(パルスDD)は、イオンレジスタに符号化された情報を処理するための有用な方法であることが明らかになった。
パルスDD法は, パルス位相, 相関パルス位相を用いて, 閉じ込められたイオン中のスピンスピンダイナミクスの強靭性を著しく向上する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 3.8580539160777625
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Quantum platforms based on trapped ions are main candidates to build a
quantum hardware with computational capacities that largely surpass those of
classical devices. Among the available control techniques in these setups,
pulsed dynamical decoupling (pulsed DD) revealed as a useful method to process
the information encoded in ion registers, whilst minimising the environmental
noise over them. In this work, we incorporate a pulsed DD technique that uses
random pulse phases, or correlated pulse phases, to significantly enhance the
robustness of entangling spin-spin dynamics in trapped ions. This procedure was
originally conceived in the context of nuclear magnetic resonance for nuclear
spin detection purposes, and here we demonstrate that the same principles apply
for robust quantum information processing in trapped-ion settings.
- Abstract(参考訳): 閉じ込められたイオンに基づく量子プラットフォームは、従来のデバイスを大きく上回る計算能力を持つ量子ハードウェアを構築する主な候補である。
これらの設定で利用可能な制御技術のうち、パルス動的デカップリング(パルスdd)は、イオンレジスタにエンコードされた情報を処理し、その上で環境ノイズを最小限に抑える有用な方法であることが明らかとなった。
本研究では,ランダムパルス位相,あるいは相関パルス位相を用いたパルスDD法を用いて,閉じ込められたイオン中のスピンスピンダイナミクスの強靭性を著しく向上する。
この手順は、元々核スピン検出目的の核磁気共鳴の文脈で考案され、ここでは、トラップイオン設定におけるロバスト量子情報処理にも同様の原理が適用されることを示す。
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