論文の概要: Fingerprint region of the formic acid dimer: variational vibrational
computations in curvilinear coordinates
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2012.03010v2
- Date: Fri, 5 Mar 2021 20:41:25 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-22 00:55:23.698286
- Title: Fingerprint region of the formic acid dimer: variational vibrational
computations in curvilinear coordinates
- Title(参考訳): ギ酸二量体の指紋領域:曲線座標における変動振動計算
- Authors: Alberto Martin Santa Daria, Gustavo Avila, and Edit Matyus
- Abstract要約: 変分核運動計算のためのキュビリニア運動エネルギーモデルが開発されている。
分子間モードと分子内モードのカップリングは、一連の振動モデルに対する振動シュリンガー方程式を解くことによって研究される。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Curvilinear kinetic energy models are developed for variational nuclear
motion computations including the inter- and the low-frequency intra-molecular
degrees of freedom of the formic acid dimer. The coupling of the inter- and
intra-molecular modes is studied by solving the vibrational Schr\"odinger
equation for a series of vibrational models, from two up to ten active
vibrational degrees of freedom by selecting various combinations of active
modes and constrained coordinate values. Vibrational states, nodal assignment,
and infrared vibrational intensity information is computed using the the
full-dimensional potential energy surface (PES) and electric dipole moment
surface developed by Qu and Bowman [Phys. Chem. Chem. Phys. 18, 24835 (2016);
J. Chem. Phys. 148, 241713 (2018)]. Good results are obtained for several
fundamental and combination bands in comparison with with jet-cooled
vibrational spectroscopy experiments, but the description of the $\nu_8$ and
$\nu_9$ fundamental vibrations, which are close in energy and have the same
symmetry, appears to be problematic. For further progress in comparison with
experiment, the potential energy surface, and in particular, its
multi-dimensional couplings representation, requires further improvement.
- Abstract(参考訳): formic acid dimer の分子内自由度と低周波分子内自由度を含む変動核運動計算のために, 線形運動エネルギーモデルを開発した。
分子間モードと分子内モードの結合は、一連の振動モデルに対する振動シュル・オディンガー方程式(英語版)を解き、活性モードと拘束された座標値の様々な組み合わせを選択することにより、2つから10個の自由度まで解くことにより研究されている。
クァンとボウマンによって開発された全次元ポテンシャルエネルギー面(PES)と電気双極子モーメント面(Phys. Chem. Phys. 18, 24835 (2016), J. Chem. Phys. 148, 241713 (2018)]を用いて振動状態, ノイズ割り当て, 赤外線振動強度情報を算出する。
ジェット冷却振動分光実験と比較して、いくつかの基本および組み合わせのバンドに対して良い結果が得られたが、エネルギーに近く、同じ対称性を持つ基本振動である$\nu_8$と$\nu_9$の記述は問題視されている。
実験との比較のさらなる進歩のために、ポテンシャルエネルギー表面、特にその多次元結合表現はさらなる改善を必要とする。
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