論文の概要: Generation of spin currents by a temperature gradient in a two-terminal
device
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2101.02020v2
- Date: Wed, 8 Dec 2021 14:32:42 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-17 17:51:01.796650
- Title: Generation of spin currents by a temperature gradient in a two-terminal
device
- Title(参考訳): 2端子デバイスにおける温度勾配によるスピン電流の発生
- Authors: R. E. Barfknecht, A. Foerster, N. T. Zinner and A. G. Volosniev
- Abstract要約: 本研究では,スピンと温度の相互作用を研究するための2次元冷原子シミュレータを提案する。
提案した量子シミュレータは、1次元リンクで接続された2つの温度貯水池を占有する強い相互作用を持つ原子からなる。
リンク中の原子のスピンフリップに追従するダイナミクスを研究することにより、温度差のある系におけるスピン電流の存在を示す。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Theoretical and experimental studies of the interaction between spins and
temperature are vital for the development of spin caloritronics, as they
dictate the design of future devices. In this work, we propose a two-terminal
cold-atom simulator to study that interaction. The proposed quantum simulator
consists of strongly interacting atoms that occupy two temperature reservoirs
connected by a one-dimensional link. First, we argue that the dynamics in the
link can be described using an inhomogeneous Heisenberg spin chain whose
couplings are defined by the local temperature. Second, we show the existence
of a spin current in a system with a temperature difference by studying the
dynamics that follows the spin-flip of an atom in the link. A temperature
gradient accelerates the impurity in one direction more than in the other,
leading to an overall spin current similar to the spin Seebeck effect.
- Abstract(参考訳): スピンと温度の相互作用に関する理論的および実験的研究は、将来のデバイスの設計を決定するため、スピンカロリトロニクスの開発に不可欠である。
本研究では,その相互作用を研究するための2次元冷原子シミュレータを提案する。
提案する量子シミュレータは、1次元リンクで接続された2つの温度貯水池を占有する強い相互作用を持つ原子からなる。
まず、局所温度で結合が定義される不均一なハイゼンベルクスピン鎖を用いてリンク内の力学を記述することができると論じる。
第2に、リンク中の原子のスピンフリップに追従するダイナミクスを研究することにより、温度差のある系におけるスピン電流の存在を示す。
温度勾配は一方の方向において他方よりも不純物を加速させ、スピンシーベック効果と似た全体的なスピン電流をもたらす。
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