論文の概要: Light-matter quantum Otto engine in finite time
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2102.10559v1
- Date: Sun, 21 Feb 2021 08:40:12 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-10 07:44:02.060500
- Title: Light-matter quantum Otto engine in finite time
- Title(参考訳): 有限時間における軽量量子オットーエンジン
- Authors: G. Alvarado Barrios, F. Albarr\'an-Arriagada, F. J. Pe\~na, E. Solano
and J. C. Retamal
- Abstract要約: 動作物質が調和振動子と相互作用する2レベルシステムから構成される量子オットーエンジンを有限時間で研究する。
抽出した全作業量と最大出力での効率を, 作業物質に埋め込まれた量子相関値に関連付ける。
作業物質が超強結合状態にある場合,エンジンはカーゾン=アルボーン効率を克服できることがわかった。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We study a quantum Otto engine at finite time, where the working substance is
composed of a two-level system interacting with a harmonic oscillator,
described by the quantum Rabi model. We obtain the limit cycle and calculate
the total work extracted, efficiency, and power of the engine by numerically
solving the master equation describing the open system dynamics. We relate the
total work extracted and the efficiency at maximum power with the quantum
correlations embedded in the working substance, which we consider through
entanglement of formation and quantum discord. Interestingly, we find that the
engine can overcome the Curzon-Ahlborn efficiency when the working substance is
in the ultrastrong coupling regime. This high-efficiency regime roughly
coincides with the cases where the entanglement in the working substance
experiences the greatest reduction in the hot isochoric stage. Our results
highlight the efficiency performance of correlated working substances for
quantum heat engines.
- Abstract(参考訳): 有限時間における量子オットーエンジンの研究において、作用物質は、量子ラビモデルにより記述された調和振動子と相互作用する2レベルシステムから構成される。
開系力学を記述する算術方程式を数値的に解くことにより, 限界サイクルを取得し, エンジンの総作業量, 効率, パワーを算出する。
抽出された全作業量と最大出力での効率を, 生成の絡み合いと量子不協和により考慮した作業物質に埋め込まれた量子相関と関係付ける。
興味深いことに、作業物質が超強結合状態にある場合、エンジンはカーゾン=アルボーン効率を克服できる。
この高効率な体制は、作業物質の絡み合いが熱い等温期において最大に減少するケースとほぼ一致する。
量子熱エンジンにおける相関作業物質の効率性について検討した。
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