論文の概要: Diamond quantum thermometry: From foundations to applications
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2103.17137v1
- Date: Wed, 31 Mar 2021 15:00:04 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-06 00:45:09.858934
- Title: Diamond quantum thermometry: From foundations to applications
- Title(参考訳): ダイヤモンド量子温度測定:基礎から応用へ
- Authors: Masazumi Fujiwara, Yutaka Shikano
- Abstract要約: ダイヤモンド量子温度測定は、ダイヤモンドの色欠陥中心の光学的および電気的スピン特性を利用する。
ダイヤモンド量子温度計は、幅広い温度範囲と、ナノメートルからマイクロメートルまでのセンサー空間スケールで操作することができる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/
- Abstract: Diamond quantum thermometry exploits the optical and electrical spin
properties of colour defect centres in diamonds and, acts as a quantum sensing
method exhibiting ultrahigh precision and robustness. Compared to the existing
luminescent nanothermometry techniques, a diamond quantum thermometer can be
operated over a wide temperature range and a sensor spatial scale ranging from
nanometres to micrometres. Further, diamond quantum thermometry is employed in
several application, including electronics and biology, to explore these fields
with nanoscale temperature measurements. This review covers the operational
principles of diamond quantum thermometry for spin-based and all-optical
methods, material development of diamonds with a focus on thermometry, and
examples of applications in electrical and biological systems with demand-based
technological requirements.
- Abstract(参考訳): ダイヤモンド量子温度計は、ダイヤモンドの色欠陥中心の光学的および電気的スピン特性を利用し、超高精度で頑健な量子センシング法として機能する。
既存の発光ナノサーモメトリー技術と比較して、ダイヤモンド量子温度計は幅広い温度範囲と、ナノメートルからマイクロメートルまでのセンサー空間スケールで操作することができる。
さらに、ダイヤモンド量子温度測定は、電子工学や生物学を含むいくつかの応用で、ナノスケールの温度測定によってこれらの分野を探索するために用いられる。
本総説では, スピン法および全光学法におけるダイヤモンド量子温度測定の動作原理, 熱測定に焦点をあてたダイヤモンドの材料開発, 要求に基づく技術要件による電気・生体系への応用例について述べる。
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