論文の概要: Proposed rapid detection of nuclear spins with entanglement-enhanced
sensors
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2105.03069v1
- Date: Fri, 7 May 2021 05:23:41 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-01 05:42:32.602010
- Title: Proposed rapid detection of nuclear spins with entanglement-enhanced
sensors
- Title(参考訳): エンタングルメント強化センサーによる核スピンの迅速検出
- Authors: Hideaki Hakoshima, Yuichiro Matsuzaki, and Toyofumi Ishikawa
- Abstract要約: 我々は,NV中心間の絡み合いを伴う核スピンの迅速検出を提案する。
この結果は、ナノスケール核磁気共鳴分光法における新しい応用の道を開くものである。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Recently, there have been significant developments to detect nuclear spins
with an nitrogen vacancy (NV) center in diamond. However, due to the nature of
the short range dipole-dipole interaction, it takes a long time to detect
distant nuclear spins with the NV centers. Here, we propose a rapid detection
of nuclear spins with an entanglement between the NV centers. We show that the
necessary time to detect the nuclear spins with the entanglement is several
orders of magnitude shorter than that with separable NV centers. Our result
pave the way for new applications in nanoscale nuclear magnetic resonance
spectroscopy.
- Abstract(参考訳): 近年、ダイヤモンド中の窒素空孔(NV)中心を持つ核スピンを検出するための重要な開発が進んでいる。
しかし、短距離双極子-双極子相互作用の性質のため、NV中心との遠方の核スピンを検出するには長い時間がかかる。
本稿では,NV中心間の絡み合いを伴う核スピンの迅速検出を提案する。
核スピンを絡み合うことで検出するために必要な時間は、分離可能なNV中心よりも数桁短いことが示される。
我々の結果は、ナノスケール核磁気共鳴分光の新しい応用の道を開く。
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