論文の概要: Variational secure cloud quantum computing
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2106.15770v1
- Date: Wed, 30 Jun 2021 01:27:56 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-24 08:32:24.552576
- Title: Variational secure cloud quantum computing
- Title(参考訳): 変分安全なクラウド量子コンピューティング
- Authors: Yuta Shingu, Yuki Takeuchi, Suguru Endo, Shiro Kawabata, Shohei
Watabe, Tetsuro Nikuni, Hideaki Hakoshima, Yuichiro Matsuzaki
- Abstract要約: 変分量子アルゴリズム(VQA)は、ノイズの多い中間スケール量子(NISQ)デバイスの有用な応用であると考えられている。
クラウドネットワークを用いて量子アルゴリズムにセキュリティを提供するために、ブラインド量子コンピューティング(BQC)が研究されている。
クライアントのセキュリティを保証したNISQコンピューティングを効率的に実装する方法を提案する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Variational quantum algorithms (VQAs) have been considered to be useful
applications of noisy intermediate-scale quantum (NISQ) devices. Typically, in
the VQAs, a parametrized ansatz circuit is used to generate a trial wave
function, and the parameters are optimized to minimize a cost function. On the
other hand, blind quantum computing (BQC) has been studied in order to provide
the quantum algorithm with security by using cloud networks. A client with a
limited ability to perform quantum operations hopes to have access to a quantum
computer of a server, and BQC allows the client to use the server's computer
without leakage of the client's information (such as input, running quantum
algorithms, and output) to the server. However, BQC is designed for
fault-tolerant quantum computing, and this requires many ancillary qubits,
which may not be suitable for NISQ devices. Here, we propose an efficient way
to implement the NISQ computing with guaranteed security for the client. In our
architecture, only N+ 1 qubits are required, under an assumption that the form
of ansatzes is known to the server, where N denotes the necessary number of the
qubits in the original NISQ algorithms. The client only performs single-qubit
measurements on an ancillary qubit sent from the server, and the measurement
angles can specify the parameters for the ansatzes of the NISQ algorithms.
No-signaling principle guarantees that neither parameters chosen by the client
nor the outputs of the algorithm are leaked to the server. This work paves the
way for new applications of NISQ devices.
- Abstract(参考訳): 変分量子アルゴリズム(VQA)は、ノイズの多い中間スケール量子(NISQ)デバイスの有用な応用であると考えられている。
典型的には、vqasでは、パラメトリ化アンサッツ回路が試行波関数を生成するために使用され、パラメータはコスト関数を最小化するために最適化される。
一方、クラウドネットワークを用いて量子アルゴリズムにセキュリティを提供するために、ブラインド量子コンピューティング(BQC)が研究されている。
量子演算を行う能力に制限のあるクライアントは、サーバの量子コンピュータへのアクセスを希望し、BQCはクライアントの情報(入力、量子アルゴリズムの実行、出力など)をサーバにリークすることなく、クライアントがサーバのコンピュータを使用することを可能にする。
しかし、BQCはフォールトトレラントな量子コンピューティングのために設計されており、NISQデバイスには適さない多くの補助量子ビットを必要とする。
本稿では,クライアントのセキュリティを保証したnisqコンピューティングを実現する効率的な方法を提案する。
我々のアーキテクチャでは、N が元の NISQ アルゴリズムで必要となる量子ビット数を表す場合、アンサーゼの形式がサーバに知られているという仮定の下で N+ 1 量子ビットしか必要としない。
クライアントはサーバから送信されたアシラリーキュービットに対してのみ単一キュービットの測定を行い、測定アングルはNISQアルゴリズムのアンサットに対するパラメータを指定できる。
no-signaling principleは、クライアントが選択したパラメータやアルゴリズムの出力がサーバにリークしないことを保証する。
この研究は、NISQデバイスの新しい応用の道を開いた。
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