論文の概要: Nuclear and electronic contributions to Coulomb correction for Moliere
screening angle
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2107.11409v1
- Date: Fri, 23 Jul 2021 18:25:55 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-21 03:02:49.850688
- Title: Nuclear and electronic contributions to Coulomb correction for Moliere
screening angle
- Title(参考訳): moliereスクリーニング角のクーロン補正に対する核および電子的貢献
- Authors: M.V. Bondarenco
- Abstract要約: クーロン補正への近距離・遠距離協力の優位性に関する論争を論じる。
一般的な(必ずしも球対称ではない)切断関数を持つクーロンポテンシャルで表される散乱中心に対して、クーロン補正はスクリーニング非依存であることが証明されている。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The Coulomb correction (difference from the 1st Born approximation) to the
Moli\`{e}re screening angle in multiple Coulomb scattering theory is evaluated
with the allowance for inelastic contribution. The controversy between
dominance of close- or remote-collision contributions to Coulomb correction is
discussed. For scattering centres represented by a Coulomb potential with a
generic (not necessarily spherically symmetric) creening function, the Coulomb
correction is proven to be screening-independent, by virtue of the eikonal
phase cancellation in regions distant from the Coulomb singularity. Treating
the atom %more self-consistently, as an assembly of pointlike electrons and the
nucleus, and summing the scattering probability over all the final atom states,
it is shown that besides the Coulomb correction due to close encounters of the
incident charged particle with atomic nuclei, there are similar corrections due
to close encounters with atomic electrons (an analog of Bloch correction). For
low $Z\neq1$ the latter contribution can reach $\sim 25\%$, but its observation
is partly obscured by multiple scattering effects.
- Abstract(参考訳): 多重クーロン散乱理論において、クーロン補正(第1ボルン近似との違い)からmori\`{e}reスクリーニング角を非弾性寄与の条件として評価する。
クーロン補正に対する近接的あるいは遠隔的貢献の優位の論争について論じる。
一般的な(必ずしも球対称ではない)クラインニング関数を持つクーロンポテンシャルで表される散乱中心に対して、クーロン補正はクーロン特異点から離れた領域における固有位相キャンセルによりスクリーニング非依存であることが証明される。
点状電子と核の組立体として、さらに自己整合的に原子を処理し、全ての最終原子状態の散乱確率を合計すると、入射荷電粒子と原子核との密接な衝突によるクーロン補正に加えて、原子電子との密接な衝突(ブロッホ補正の類似)による同様の補正が存在することが示されている。
低い$Z\neq1$の場合、後者の寄与は$\sim 25\%$に達するが、その観測は多重散乱効果によって部分的には曖昧である。
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