論文の概要: Discrete-variable quantum key distribution with homodyne detection
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2109.00492v4
- Date: Mon, 27 Dec 2021 16:17:11 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-16 10:52:53.514626
- Title: Discrete-variable quantum key distribution with homodyne detection
- Title(参考訳): ホモダイン検出による離散可変量子鍵分布
- Authors: Ignatius William Primaatmaja, Cassey Crystania Liang, Gong Zhang, Jing
Yan Haw, Chao Wang, Charles Ci-Wen Lim
- Abstract要約: 本稿では,DV-QKDにおける量子状態生成の単純さと,CV-QKDで使用されるホモダイン検出器のコスト効率と高帯域幅を組み合わせたプロトコルを提案する。
シミュレーションにより,このプロトコルは距離を超えた安全かつ高速な実用的な鍵分布に適していることが示唆された。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 14.121646217925441
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Most quantum key distribution (QKD) protocols can be classified as either a
discrete-variable (DV) protocol or continuous-variable (CV) protocol, based on
how classical information is being encoded. We propose a protocol that combines
the best of both worlds -- the simplicity of quantum state preparation in
DV-QKD together with the cost-effective and high-bandwidth of homodyne
detectors used in CV-QKD. Our proposed protocol has two highly practical
features: (1) it does not require the honest parties to share the same
reference phase (as required in CV-QKD) and (2) the selection of decoding basis
can be performed after measurement. We also prove the security of the proposed
protocol in the asymptotic limit under the assumption of collective attacks.
Our simulation suggests that the protocol is suitable for secure and high-speed
practical key distribution over metropolitan distances.
- Abstract(参考訳): ほとんどの量子鍵分布(QKD)プロトコルは、古典的な情報のエンコード方法に基づいて離散可変(DV)プロトコルまたは連続可変(CV)プロトコルに分類される。
本稿では、DV-QKDにおける量子状態準備の単純さと、CV-QKDで使用されるホモダイン検出器のコスト効率と高帯域幅を組み合わせたプロトコルを提案する。
提案プロトコルは,(1)正統派が(CV-QKDで要求されるように)同じ参照フェーズを共有する必要がなく,(2)デコードベースの選択を計測後に行うことができる,という2つの極めて実用的な特徴を有する。
また,集合攻撃を前提とした漸近限界における提案プロトコルの安全性を実証する。
シミュレーションの結果,本プロトコルは首都圏における安全かつ高速な実用鍵分布に適していることが示唆された。
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