論文の概要: The reverse flow and amplification of heat in a quantum-dot system
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2109.10023v1
- Date: Tue, 21 Sep 2021 08:26:49 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-14 03:30:45.461732
- Title: The reverse flow and amplification of heat in a quantum-dot system
- Title(参考訳): 量子ドット系における逆流れと熱増幅
- Authors: Jianying Du, Tong Fu, Jingyi Chen, Shanhe Su, and Jincan Chen
- Abstract要約: 異なる統計分布関数によって記述された2つの貯水池の間に量子ドットを埋め込むと、逆流と熱の増幅が実現できることを示す。
この装置の新規性は、熱の逆流が外部の駆動力を必要としないことと、この一見パラドックス的な現象が熱力学の法則に反しないことである。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We demonstrate that when a quantum dot is embedded between the two reservoirs
described by different statistical distribution functions, the reverse flow and
amplification of heat can be realized by regulating the energy levels of the
quantum dot and the chemical potentials of two reservoirs. The reverse heat
flow and amplification coefficient of the quantum device are calculated. The
novelty of this device is that the reverse flow of heat does not need
externally driving force and this seemingly paradoxical phenomenon does not
violate the laws of thermodynamics. It is further expounded that the quantum
device has some practical applications. For example, the device can work as a
micro/nano cooler. Moreover, the performance characteristics of the cooler are
revealed for different distribution functions. The coefficients of performance
of the cooler operated at different conditions are calculated and the optimum
selection criteria of key parameters are supplied.
- Abstract(参考訳): 異なる統計分布関数によって記述される2つの貯水池の間に量子ドットが埋め込まれると、量子ドットのエネルギー準位と2つの貯水池の化学ポテンシャルを調節することによって、逆流と熱の増幅を実現することができる。
量子装置の逆熱流及び増幅係数を算出する。
この装置の新規性は、熱の逆流が外部の駆動力を必要としないことと、この一見パラドックス的な現象が熱力学の法則に反しないことである。
さらに量子デバイスには実用的応用があると考えられる。
例えば、デバイスはマイクロ/ナノクーラーとして機能する。
さらに, 異なる分布関数に対して, クーラーの性能特性を明らかにする。
異なる条件で操作するクーラーの性能係数を算出し、鍵パラメータの最適選択基準を提供する。
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