論文の概要: Two-photon Annihilation of Positrons with K-shell Electrons of H-like
ions
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2203.06754v1
- Date: Sun, 13 Mar 2022 20:25:33 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-22 05:31:47.861003
- Title: Two-photon Annihilation of Positrons with K-shell Electrons of H-like
ions
- Title(参考訳): H型イオンのK殻電子による陽電子の2光子消滅
- Authors: Z. A. Mandrykina, V. A. Zaytsev, V. A. Yerokhin, and V. M. Shabaev
- Abstract要約: H型イオンの1s状態に電子が結合した陽電子の2光子消滅は、完全に相対論的QEDフレームワーク内で計算される。
核との相互作用は非摂動的に扱われ、重イオンの強い束縛された内殻との消滅のために計算を行うことができる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: The two-photon annihilation of a positron with an electron bound in the 1s
state of a H-like ion is calculated within the fully relativistic QED
framework. The interaction with the nucleus is treated nonperturbatively, thus
allowing the calculations to be carried out for the annihilation with
strongly-bound inner shells of heavy ions. Infrared divergences, appearing when
one of the emitted photons approaches the low-frequency limit, are accurately
eliminated from final expressions. The total cross section of the two-photon
and one-photon annihilation processes are compared for a wide range of
collision energies and nuclear charge numbers. It is demonstrated that the
two-photon annihilation channel dominates over the one-photon channel for the
low and medium-Z ions, whereas for the high-Z ions the situation reverses.
- Abstract(参考訳): H型イオンの1s状態に電子が結合した陽電子の2光子消滅は、完全に相対論的QEDフレームワーク内で計算される。
核との相互作用は非摂動論的に扱われるので、重いイオンの強い結合した内殻を持つ消滅に対して計算を行うことができる。
放射された光子の1つが低周波限界に近づくと現れる赤外線ダイバージェンスが最終表現から正確に除去される。
2光子と1光子の消滅過程の全断面積は、幅広い衝突エネルギーと核電荷数に対して比較される。
2光子消滅チャネルは低zイオンと中zイオンの1光子チャネルで支配されるが、高zイオンでは状況が逆転する。
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