論文の概要: Magnetic field-controlled lattice thermal conductivity in MnBi2Te4
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2203.08032v2
- Date: Wed, 4 Jan 2023 16:18:34 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-22 01:12:39.238139
- Title: Magnetic field-controlled lattice thermal conductivity in MnBi2Te4
- Title(参考訳): MnBi2Te4の磁場制御格子熱伝導率
- Authors: Dung D. Vu, Ryan A. Nelson, Brandi L. Wooten, Joseph Barker, Joshua E.
Goldberger, Joseph P. Heremans
- Abstract要約: 我々は格子熱伝導率を制御する新しい方法を発見し、正磁場と負磁場の両方を発生させる。
この発見は、磁気制御された熱スイッチを設計する方法を開く可能性がある。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Phonon properties and the lattice thermal conductivity are not generally
understood to be sensitive to magnetic fields. Using an applied field to change
MnBi2Te4 between antiferromagnetic (AFM), canted (CAFM) and ferromagnetic (FM)
phases we discovered a new way to control the lattice thermal conductivity,
generating both a positive and a negative magnetic field dependence. We report
the field dependence of the thermal conductivity, k, in the in-plane direction
under an applied magnetic field along the cross-plane direction in MnBi2Te4
from 2K to 30K. k decreases with field in the AFM phase, saturates in the CAFM
phase, and increases with field in the FM phase. We explain this in terms of
the field-induced changes of the magnon gap which modifies which magnon-phonon
scattering processes are allowed by energy conservation. We also report
magneto-Seebeck coefficient, Nernst coefficient and thermal Hall data measured
in the same configuration. This finding may open a way to design magnetically
controlled heat switches.
- Abstract(参考訳): フォノンの性質と格子の熱伝導性は一般的に磁場に敏感であるとは理解されていない。
適用磁場を用いてMnBi2Te4を反強磁性 (AFM) , 缶状 (CAFM) および強磁性 (FM) 相で変化させ, 格子熱伝導率を制御し, 正および負の磁場依存性を生じる新しい方法を発見した。
mnbi2te4の平面方向に沿って印加された磁場下での熱伝導率kの磁場依存性を2kから30kに報告した。
kはAFM相の場とともに減少し、CAFM相は飽和し、FM相の場とともに増大する。
エネルギー保存によりマグノン-フォノン散乱過程が許容されるマグノンギャップの場誘起変化について説明する。
また,磁気シーベック係数,ネルンスト係数,熱ホールデータも同様に測定した。
この発見は磁気制御熱スイッチの設計方法を開く可能性がある。
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