論文の概要: Role of matter coherence in entanglement due to gravity
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2204.00324v4
- Date: Mon, 10 Oct 2022 02:13:32 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-20 02:58:25.316304
- Title: Role of matter coherence in entanglement due to gravity
- Title(参考訳): 重力による絡み合いにおける物質コヒーレンスの役割
- Authors: Akira Matsumura
- Abstract要約: 量子オブジェクトのコヒーレンスの観点から重力の量子的性質を考察する。
本稿では, 重力の量子的性質を, エンタングルメントを生成する能力を持つCPTPマップであるエンタングルマップによって特徴づける。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We investigate the quantum nature of gravity in terms of the coherence of
quantum objects. As a basic setting, we consider two gravitating objects each
in a superposition state of two paths. The evolution of objects is described by
the completely positive and trace-preserving (CPTP) map with a
population-preserving property. This property reflects that the probability of
objects being on each path is preserved. We use the $\ell_1$-norm of coherence
to quantify the coherence of objects. In the present paper, the quantum nature
of gravity is characterized by an entangling map, which is a CPTP map with the
capacity to create entanglement. We introduce the entangling-map witness as an
observable to test whether a given map is entangling. We show that, whenever
the gravitating objects initially have a finite amount of the $\ell_1$-norm of
coherence, the witness tests the entangling map due to gravity. Interestingly,
we find that the witness can test such a quantum nature of gravity, even when
the objects do not get entangled. This means that the coherence of gravitating
objects always becomes the source of the entangling map due to gravity. We
further discuss a decoherence effect and an experimental perspective in the
present approach.
- Abstract(参考訳): 量子オブジェクトのコヒーレンスの観点から重力の量子的性質を考察する。
基本的な設定として、2つの経路の重畳状態にある2つの重力物体を考える。
対象物の進化は、個体群保存特性を持つ完全正・微量保存(CPTP)マップによって記述される。
この性質は、各経路に存在するオブジェクトの確率が保存されていることを反映する。
オブジェクトのコヒーレンスを定量化するために、$\ell_1$-norm of coherenceを使用する。
本稿では, 重力の量子的性質を, エンタングルメントを生成する能力を持つCPTPマップであるエンタングルマップによって特徴づける。
対象の地図が絡み合っているかどうかを調べるための観測可能なものとして、エンタングマップ証人を紹介します。
重力物体が最初、コヒーレンス(英語版)(coherence)の$\ell_1$-normの有限の量を持つとき、目撃者は重力による絡み合い写像をテストする。
興味深いことに、物体が絡まっていない場合でも、証人はそのような重力の量子的性質をテストできる。
これは、重力によって物体のコヒーレンスが常に絡み合う写像の源となることを意味する。
さらに,本研究におけるデコヒーレンス効果と実験的視点について論じる。
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