論文の概要: Harvesting Entanglement by non-identical detectors with different energy
gaps
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2204.01219v1
- Date: Mon, 4 Apr 2022 03:10:15 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-18 08:10:46.638870
- Title: Harvesting Entanglement by non-identical detectors with different energy
gaps
- Title(参考訳): エネルギーギャップの異なる非同一検出器によるハーベストングエンタングルメント
- Authors: Hui Hu, Jialin Zhang and Hongwei Yu
- Abstract要約: 真空の絡み合いは、真空場と局所的に有限時間相互作用する1対の非相関な検出器によって得ることができることが示されている。
本稿では,エネルギーギャップの異なる2つの不特定慣性検出器の絡み合う収穫現象について検討する。
以上の結果から, 同一検出器と比較して, 真空からの絡み合いの抽出に有利である可能性が示唆された。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 3.4925971772712154
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: It has been shown that the vacuum state of a free quantum field is entangled
and such vacuum entanglement can be harvested by a pair of initially
uncorrelated detectors interacting locally with the vacuum field for a finite
time. In this paper, we examine the entanglement harvesting phenomenon of two
non-identical inertial detectors with different energy gaps locally interacting
with massless scalar fields via a Gaussian switching function. We focus on how
entanglement harvesting depends on the energy gap difference from two
perspectives: the amount of entanglement harvested and the
harvesting-achievable separation between the two detectors. In the sense of the
amount of entanglement, we find that as long as the inter-detector separation
is not too small with respect to the interaction duration parameter, two
non-identical detectors could extract more entanglement from the vacuum state
than the identical detectors. There exists an optimal value of the energy gap
difference when the inter-detector separation is sufficiently large that
renders the harvested entanglement to peak. Regarding the harvesting-achievable
separation, we further find that the presence of an energy gap difference
generally enlarges the harvesting-achievable separation range. Our results
suggest that the non-identical detectors may be advantageous to extracting
entanglement from vacuum in certain circumstances as compared to identical
detectors.
- Abstract(参考訳): 自由量子場の真空状態が絡み合っており、そのような真空絡み合いは、真空場と局所的に有限時間相互作用する1対の非相関検出器によって得られることが示されている。
本稿では,ガウススイッチング関数によって局所的に無質量スカラー場と相互作用するエネルギーギャップの異なる2つの非単位慣性検出器の絡み合う収穫現象について検討する。
エンタングルメント収穫におけるエネルギーギャップの差は, エンタングルメントの収穫量と, 2つの検出器間の収穫・達成可能な分離の2点から大きく異なる。
絡み合いの量という意味では、相互作用の持続時間パラメータに関して、検出器間分離が小さすぎる限り、2つの非識別検出器は同一検出器よりも真空状態からより絡み合いを抽出できる。
検出器間分離が十分に大きい場合にエネルギーギャップ差の最適値が存在し、収穫された絡み合いをピークにさせる。
また, 収穫可能分離距離については, エネルギーギャップ差の存在が収穫可能分離範囲を大きくすることが明らかとなった。
以上の結果から, 同一検出器と比較して, 真空からの絡み合いの抽出に有利である可能性が示唆された。
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