論文の概要: Assisted harvesting and catalysis of coherence from scalar fields
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2103.09165v1
- Date: Tue, 16 Mar 2021 16:06:18 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-04-07 23:21:01.218387
- Title: Assisted harvesting and catalysis of coherence from scalar fields
- Title(参考訳): スカラー場からのコヒーレンスの収穫と触媒作用
- Authors: Nikolaos K. Kollas and Dimitris Moustos
- Abstract要約: 我々は、コヒーレント場から絡み合い以外の量子資源を収穫することが可能であることを示す。
一定の速度で移動し、遷移波長と同じ平均半径の検出器に対して、相対論的速度ではコヒーレンス膨らみ効果が存在することが観察された。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Recently it has been demonstrated that it is possible to harvest quantum
resources other than entanglement from a coherent scalar field. Employing
time-dependent perturbation theory, we present a complete analysis of the
conditions under which a spatially extended Unruh-DeWitt detector coupled to
the proper time derivative of the field can harvest coherence for any initial
state of the field, as well as the energy cost that is required for each
harvest. By studying harvesting under repeatable extractions it is proven that
when the detector interacts with the field through a delta coupling coherence
is catalytic. For a Gaussian smeared detector it is shown that harvesting from
a coherent field depends on the phase of its amplitude distribution and its
initial energy as well as on the mean radius of the detector and the mean
interaction duration between the two. For a detector moving at a constant
velocity and with a mean radius of the same order as its transition wavelength,
we observe that, for relativistic speeds, coherence swelling effects are
present the intensity of which depends on the dimension of the underlying
Minkowski spacetime.
- Abstract(参考訳): 近年,コヒーレントスカラー場からの絡み合い以外の量子資源の採取が可能であることが実証されている。
時間依存摂動理論を用いて,フィールドの適切な時間微分に結合した空間的に拡張されたunruh-dewitt検出器が,フィールドの初期状態に対してコヒーレンスを収穫できる条件と,各収穫に必要なエネルギーコストの完全な解析を行う。
反復抽出による収穫の研究により、検出器がデルタカップリングコヒーレンスを介して磁場と相互作用すると、触媒であることが証明される。
ガウススミア検出器では、コヒーレント場からの収穫はその振幅分布とその初期エネルギーの位相と検出器の平均半径と2つの間の平均相互作用時間に依存することが示されている。
一定の速度で移動し、遷移波長と同じ平均半径の検出器に対して、相対論的速度では、コヒーレンス膨らみ効果はミンコフスキー時空の次元に依存する強度を示す。
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