論文の概要: Optimization of Asymmetric Quantum Otto Engine Cycles
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2204.04782v1
- Date: Sun, 10 Apr 2022 22:22:28 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-02-17 16:32:36.735601
- Title: Optimization of Asymmetric Quantum Otto Engine Cycles
- Title(参考訳): 非対称量子オットーエンジンサイクルの最適化
- Authors: Rahul Shastri and B. Prasanna Venkatesh
- Abstract要約: 有限時間量子オットー熱エンジンサイクルは,不等期間の圧縮および拡張作業ストロークからなる。
サイクルの非対称性は、圧縮及び拡張ワークストロークの時間の比率をパラメータ$r_u$で特徴づけられる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We consider the optimization of the work output and fluctuations of a
finite-time quantum Otto heat engine cycle consisting of compression and
expansion work strokes of unequal duration. The asymmetry of the cycle is
characterized by a parameter $r_u$ giving the ratio of the times for the
compression and expansion work strokes. For such an asymmetric quantum Otto
engine cycle, with working substance chosen as a harmonic oscillator or a
two-level system, we find that the optimal values of $r_u$ maximising the work
output and the reliability (defined as the ratio of average work output to its
standard deviation) shows discontinuities as a function of the total time taken
for the cycle. Moreover we identify cycles of some specific duration where both
the work output and the reliability take their largest values for the same
value of the asymmetry parameter $r_u$.
- Abstract(参考訳): 非等長の圧縮・拡張作業ストロークからなる有限時間量子オットー熱エンジンサイクルの作業出力とゆらぎの最適化について検討する。
サイクルの非対称性は、圧縮および拡張作業ストロークの時間の割合を与えるパラメータ$r_u$によって特徴づけられる。
このような非対称量子オットーエンジンサイクルでは、高調波発振器または2レベル系として働く物質が選択され、作業出力と信頼性(標準偏差に対する平均作業出力の比率として定義される)を最大化する$r_u$の最適値がサイクルに要する総時間の関数として不連続性を示す。
さらに、作業出力と信頼性の両方が非対称性パラメータ$r_u$と同じ値の最大の値を取る特定の期間のサイクルを特定する。
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