論文の概要: Activation of thermal states by coherently controlled thermalization
processes
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2208.04034v2
- Date: Tue, 7 Nov 2023 12:10:35 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-11-08 23:10:37.465294
- Title: Activation of thermal states by coherently controlled thermalization
processes
- Title(参考訳): コヒーレント制御熱化プロセスによる熱状態の活性化
- Authors: Kyrylo Simonov, Saptarshi Roy, Tamal Guha, Zolt\'an Zimbor\'as, Giulio
Chiribella
- Abstract要約: 2つの同一熱化過程は、量子SWITCHとして知られるシナリオにおいて、コヒーレントに制御された順序で起こる。
ある状況では、順序の制御は、媒体が当初受動的状態であったときでも、作業の抽出を可能にする。
特に、媒体と制御が絡まった場合、媒体の局所温度の初期値毎にワーク抽出が可能となる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 1.187456026346823
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Thermalization processes degrade the states of any working medium, turning
any initial state into a passive state from which no work can be extracted.
Recently, it has been shown that this degradation can be avoided if two
identical thermalization processes take place in coherently controlled order,
in a scenario known as the quantum SWITCH. In some situations, control over the
order even enables work extraction when the medium was initially in a passive
state. This activation phenomenon, however, is subject to a limitation: to
extract non-zero work, the initial temperature of the medium should be less
than half of the temperature of the reservoirs. Here we analyze this
limitation, showing that it still holds true even when the medium interacts
with $N\ge 2$ reservoirs in a coherently-controlled order. Then, we show that
the limitation can be lifted when the medium and the control systems are
initially correlated. In particular, when the medium and control are entangled,
work extraction becomes possible for every initial value of the local
temperature of the medium.
- Abstract(参考訳): 熱分解プロセスは、任意の加工媒体の状態が劣化し、任意の初期状態が抽出できないパッシブ状態となる。
最近、量子SWITCHと呼ばれるシナリオにおいて、2つの同じ熱化過程がコヒーレントに制御された順序で行われる場合、この劣化は避けられることが示されている。
ある状況では、順序の制御は、媒体が当初受動的状態であったときの作業抽出を可能にする。
しかし、この活性化現象には限界がある: ゼロでない仕事を抽出するためには、媒体の初期温度は貯水池の温度の半分以下でなければならない。
ここで、この制限を解析し、媒体がコヒーレントに制御された順序で$n\ge 2$の貯水池と相互作用してもなお真であることを示す。
次に, 媒体と制御系が初期相関している場合に, 制限を解除できることを示す。
特に、媒体と制御が絡まった場合、媒体の局所温度の初期値毎にワーク抽出が可能となる。
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