論文の概要: TEM at Millikelvin Temperatures: Observing and Utilizing Superconducting
Qubits
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2209.01537v1
- Date: Sun, 4 Sep 2022 05:43:02 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-01-27 23:23:05.415560
- Title: TEM at Millikelvin Temperatures: Observing and Utilizing Superconducting
Qubits
- Title(参考訳): Millikelvin温度でのTEM:超伝導量子ビットの観察と利用
- Authors: Hiroshi Okamoto, Reza Firouzmandi, Ryosuke Miyamura, Vahid Sazgari,
Shun Okumura, Shota Uchita, and Ismet I. Kaya
- Abstract要約: ミリケルビン-温度透過電子顕微鏡(TEM)の開発事例について述べる。
まず、超伝導量子ビット周辺の量子力学的に重畳された電磁場を観測する可能性について検討する。
次に、標準量子限界を超える低線量電子顕微鏡を含むこれらの現象の潜在的な応用について検討する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: We present a case for developing a millikelvin-temperature transmission
electron microscope (TEM). We start by reviewing known reasons for such
development, then present new possibilities that have been opened up by recent
progress in superconducting quantum circuitry, and finally report on our
ongoing experimental effort. Specifically, we first review possibilities to
observe a quantum mechanically superposed electromagnetic field around a
superconducting qubit. This is followed by a new idea on TEM observation of
microwave photons in an unusual quantum state in a resonator. We then proceed
to review potential applications of these phenomena, which include low dose
electron microscopy beyond the standard quantum limit. Finally, anticipated
engineering challenges, as well as the authors' current ongoing experimental
effort towards building a millikelvin TEM are described. In addition, we
provide a brief introduction to superconducting circuitry in the Appendix for
the interested reader who is not familiar with the subject.
- Abstract(参考訳): 本稿では,ミリケルビン温度透過電子顕微鏡(tem)の開発例を示す。
このような発展の既知の理由をレビューし、超伝導量子回路の最近の進歩によって開けた新たな可能性を提示し、最後に、現在進行中の実験成果について報告する。
具体的には,超伝導量子ビット周辺の量子力学的に重畳された電磁場を観測する可能性について初めて検討する。
この後、共振器内の異常な量子状態におけるマイクロ波光子のtem観察に関する新しいアイデアが導かれる。
次に、標準量子限界を超える低線量電子顕微鏡を含むこれらの現象の潜在的な応用について検討する。
最後に、期待されているエンジニアリング課題と、著者が現在進行中のミリケルビンTEMの構築実験について述べる。
また,本論文に詳しくない興味のある読者のために,Appendixの超伝導回路について簡単な紹介を行う。
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