論文の概要: Experimental realization of a three-photon asymmetric maximally
entangled state and its application to quantum teleportation
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2212.00545v1
- Date: Thu, 1 Dec 2022 14:52:16 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-01-09 19:17:29.829032
- Title: Experimental realization of a three-photon asymmetric maximally
entangled state and its application to quantum teleportation
- Title(参考訳): 3光子非対称最大絡み合い状態の実験的実現とその量子テレポーテーションへの応用
- Authors: Linxiang Zhou, Qiao Xu, Tianfeng Feng, Xiaoqi Zhou
- Abstract要約: 我々は,3光子非対称な最大交絡状態という,特殊な高次元交絡状態を実験的に準備した。
また、2つの量子ビットから1つの量子ビットへの量子情報の転送を実現する量子テレポーテーションの実証実験も実施している。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Quantum entanglement is a fundamental resource for quantum information
processing and is widely used in quantum communication, quantum computation and
quantum metrology. Early research on quantum entanglement mainly focus on qubit
states, but in recent years, more and more research has begun to focus on
high-dimensional entangled states. Compared with qubit entangled states,
higher-dimensional entangled states have a larger information capacity and the
potential to realize more complex quantum applications. In this Letter, we have
experimentally prepared a special high-dimensional entangled state, the
so-called three-photon asymmetric maximally entangled state, which consists of
two two-dimensional photons and one four-dimensional photon. Using this
asymmetric maximally entangled state as a resource, we have also implemented a
proof-of-principle quantum teleportation experiment, realizing the transfer of
quantum information from two qubits to a single ququart. The fidelities of the
quantum teleportation range from 0.79 to 0.86, which are well above both the
optimal single-copy ququart state-estimation limit of 2/5 and maximal
qutrit-ququart overlap of 3/4, thus confirming a genuine and nonclassical
four-dimensional teleportation. The asymmetric entangled state realized here
has the potential to be used as a quantum interface in future quantum networks,
allowing quantum information transfer between quantum objects of different
dimensions via the quantum teleportation protocol demonstrated in this work.
- Abstract(参考訳): 量子エンタングルメントは量子情報処理の基本的な資源であり、量子通信、量子計算、量子気象学で広く利用されている。
量子エンタングルメントの初期の研究は主に量子ビット状態に焦点を当てていたが、近年は高次元エンタングルド状態に焦点をあてる研究が増えている。
量子エンタングル状態と比較して、高次元エンタングル状態は情報容量が大きく、より複雑な量子応用を実現する可能性を秘めている。
この手紙では、2つの二次元光子と1つの4次元光子からなる、いわゆる3光子非対称な最大エンタングル状態である特別な高次元エンタングル状態が実験的に作成されている。
この非対称な最大エンタングル状態を資源として、2つの量子ビットから1つのクォートへの量子情報の転送を実現する、原理的量子テレポーテーションの実験も実施した。
量子テレポーテーションの忠実度は0.79から0.86の範囲で、これは2/5の最適シングルコピークォート状態推定限界と3/4の最大クォート-クォート重なり合いをはるかに上回る。
ここで実現される非対称エンタングル状態は、将来の量子ネットワークにおける量子インタフェースとして使われる可能性を持ち、この研究で証明された量子テレポーテーションプロトコルを介して異なる次元の量子オブジェクト間の量子情報転送を可能にする。
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