論文の概要: Thermodynamic correlation inequality
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2301.03060v1
- Date: Sun, 8 Jan 2023 15:22:56 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-01-10 18:38:27.193259
- Title: Thermodynamic correlation inequality
- Title(参考訳): 熱力学的相関不等式
- Authors: Yoshihiko Hasegawa
- Abstract要約: 不確実性関係は、物理系が実行可能な操作に基本的な制限を課す。
古典的マルコフ過程と量子的マルコフ過程の両方において、系の現在の状態と将来の状態の関係を測定する相関関数のバウンダリを得る。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 4.111899441919164
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Uncertainty relations place fundamental limits on the operations that
physical systems can perform. In this Letter, we obtain uncertainty relations
that give bounds for the correlation function, which measures the relationship
between a system's current state and its future state, in both classical and
quantum Markov processes. The obtained bounds, referred to as thermodynamic
correlation inequality, state that the change in the correlation function has
an upper bound comprising the dynamical activity, a measure of the activity of
a Markov process. Moreover, applying the obtained relation to the linear
response function, we show that the effect of perturbation has a bound
comprising the dynamical activity.
- Abstract(参考訳): 不確実性関係は、物理システムが実行できる操作に基本的な限界を与える。
この書簡では、古典的および量子的マルコフ過程において、システムの現在の状態と将来の状態の関係を測定する相関関数の境界を与える不確実性関係を求める。
得られた境界は熱力学的相関不等式と呼ばれ、相関関数の変化は力学活性からなる上界を持ち、マルコフ過程の活性の尺度である。
さらに, 線形応答関数と得られた関係を応用して, 摂動の効果は動的活動を構成する境界を持つことを示した。
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