論文の概要: Satellite-based entanglement distribution and quantum teleportation with
continuous variables
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2303.17224v1
- Date: Thu, 30 Mar 2023 08:39:59 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-03-31 13:57:17.143570
- Title: Satellite-based entanglement distribution and quantum teleportation with
continuous variables
- Title(参考訳): 連続変数を用いた衛星ベースの絡み合い分布と量子テレポーテーション
- Authors: Tasio Gonzalez-Raya, Stefano Pirandola, and Mikel Sanz
- Abstract要約: 地上局と衛星間の光状態における連続可変エンタングルメント分布と量子テレポーテーションにおける大気乱流の影響について検討した。
大気の乱流と回折の影響を低減するため、状態発生またはビーム再焦点の中間局を含める。
その結果、LEO領域までのダウンリンク経路における自由空間エンタングルメント分布と量子テレポーテーションの実現可能性だけでなく、中間局の助けを借りてアップリンク経路においても実現可能であることが示された。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Advances in satellite quantum communications aim at reshaping the global
telecommunication network by increasing the security of the transferred
information. Here, we study the effects of atmospheric turbulence in
continuous-variable entanglement distribution and quantum teleportation in the
optical regime between a ground station and a satellite. More specifically, we
study the degradation of entanglement due to various error sources in the
distribution, namely, diffraction, atmospheric attenuation, turbulence, and
detector inefficiency, in both downlink and uplink scenarios. As the fidelity
of a quantum teleportation protocol using these distributed entangled resources
is not sufficient, we include an intermediate station for either state
generation, or beam refocusing, in order to reduce the effects of atmospheric
turbulence and diffraction, respectively. The results show the feasibility of
free-space entanglement distribution and quantum teleportation in downlink
paths up to the LEO region, but also in uplink paths with the help of the
intermediate station. Finally, we complete the study with microwave-optical
comparison in bad weather situations, and with the study of horizontal paths in
ground-to-ground and inter-satellite quantum communication.
- Abstract(参考訳): 衛星量子通信の進歩は、転送された情報のセキュリティを高めて、グローバル通信ネットワークを再構築することを目指している。
本稿では, 地上局と衛星間の光状態における連続可変エンタングルメント分布と量子テレポーテーションにおける大気乱流の影響について検討する。
具体的には,ダウンリンクとアップリンクの両シナリオにおいて,散乱,大気減衰,乱流,検出器非効率といった分布の様々な誤差源による絡み合いの劣化について検討した。
これらの分散された絡み合った資源を用いた量子テレポーテーションプロトコルの忠実性は十分ではないため、大気乱流と回折の影響を低減するために、状態生成またはビーム再集中のための中間局を含む。
その結果、LEO領域までのダウンリンク経路でも、中間局の助けを借りてアップリンク経路でも、自由空間の絡み合い分布と量子テレポーテーションが実現可能であることが示された。
最後に,悪天候下でのマイクロ波-光学比較と,地上間および衛星間量子通信における水平経路の研究を行った。
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