論文の概要: Protecting quantum modes in optical fibres
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2305.11220v1
- Date: Thu, 18 May 2023 18:00:02 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-22 17:50:19.360408
- Title: Protecting quantum modes in optical fibres
- Title(参考訳): 光ファイバーにおける量子モードの保護
- Authors: M. A. T. Butt, P. Roth, G. K. L. Wong, M. H. Frosz, L. L.
Sanchez-Soto, E. A. Anashkina, A. V. Andrianov, P. Banzer, P. S. J. Russell,
G. Leuchs
- Abstract要約: 本稿では,ファイバーの偏光符号化を離散化だけでなく,連続可変状態でも利用できる新しい方式を提案する。
ヘリカルにねじれたフォトニック結晶繊維の例では、適切な非直交モードを用いることで、偏光保存ファイバが完全なポアンカー球上でこれらのモードを完全にスクランブルしないことを実験的に証明する。
これにより、非直交モードにおける量子励起のより効率的な測定が可能になる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Polarization-preserving fibers maintain the two polarization states of an
orthogonal basis. Quantum communication, however, requires sending at least two
nonorthogonal states and these cannot both be preserved. We present a new
scheme that allows for using polarization encoding in a fiber not only in the
discrete, but also in the continuous-variable regime. For the example of a
helically twisted photonic-crystal fibre, we experimentally demonstrate that
using appropriate nonorthogonal modes, the polarization-preserving fiber does
not fully scramble these modes over the full Poincar\'e sphere, but that the
output polarization will stay on a great circle; that is, within a
one-dimensional protected subspace, which can be parametrized by a single
variable. This will allow for more efficient measurements of quantum
excitations in nonorthogonal modes.
- Abstract(参考訳): 偏光保存繊維は直交基底の2つの偏光状態を保持する。
しかし、量子通信は少なくとも2つの非直交状態を送る必要があり、どちらも保存できない。
本稿では,ファイバ内の偏光符号化を離散的だけでなく,連続変数のレジームにおいても使用可能な新しい方式を提案する。
ヘリカルにねじれたフォトニック結晶ファイバーの例として、偏光保存ファイバは適切な非直交モードを用いることで、全ポアンカー球上でこれらのモードを完全にスクランブルすることはなく、出力偏光は大円上に留まる、すなわち1次元の保護部分空間の中で、単一の変数でパラメータ化できることを示した。
これにより、nonorthogonalモードにおける量子励起のより効率的な測定が可能になる。
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