論文の概要: Amplified Nanoscale Detection of Labelled Molecules via Surface
Electrons on Diamond
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2305.19055v1
- Date: Tue, 30 May 2023 14:18:15 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-05-31 16:03:54.862964
- Title: Amplified Nanoscale Detection of Labelled Molecules via Surface
Electrons on Diamond
- Title(参考訳): ダイヤモンド表面電子によるラベリング分子の増幅ナノスケール検出
- Authors: A. Biteri-Uribarren, P. Alsina-Bol\'ivar, C. Munuera-Javaloy, R.
Puebla, J. Casanova
- Abstract要約: 本稿では, ダイヤモンド表面上の窒素空孔中心とダングリングボンドを利用して, マクロ分子上にタグ付けされた2つの電子標的間の結合を測定する方法を提案する。
この提案は、生物物理学や生化学といった異なる分野において、基礎研究と技術革新のための新たな道を開く可能性がある。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: The detection of individual molecules and their dynamics has been a
long-standing challenge in the field of nanotechnology. In this work, we
present a method that utilizes a nitrogen vacancy (NV) center and a
dangling-bond on the diamond surface to measure the coupling between two
electronic targets tagged on a macromolecule. To achieve this, we design a
multi-tone dynamical decoupling sequence that leverages the strong interaction
between the nitrogen vacancy center and the dangling bond. In addition, this
sequence minimizes the impact of decoherence finally resulting in an increased
signal-to-noise ratio. This proposal has the potential to open up new avenues
for fundamental research and technological innovation in distinct areas such as
biophysics and biochemistry.
- Abstract(参考訳): 個々の分子とそのダイナミクスの検出は、ナノテクノロジー分野における長年にわたる課題である。
本研究では, 窒素空孔(NV)中心とダイヤモンド表面のダングリング結合を利用して, マクロ分子上にタグ付けされた2つの電子標的間の結合を測定する手法を提案する。
これを実現するために,窒素空孔中心とダングリング結合との強い相互作用を利用するマルチトーン動的脱カップリング配列を設計する。
さらに、このシーケンスはデコヒーレンスの影響を最小限に抑え、最終的に信号対雑音比が増加する。
この提案は、生物物理学や生化学のような異なる分野における基礎研究と技術革新のための新しい道を開く可能性を秘めている。
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