論文の概要: Fidelity estimation of quantum states on a silicon photonic chip
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2306.01068v1
- Date: Thu, 1 Jun 2023 18:16:33 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-06-05 18:22:09.915964
- Title: Fidelity estimation of quantum states on a silicon photonic chip
- Title(参考訳): シリコンフォトニックチップ上の量子状態の忠実度推定
- Authors: Sabine Wollmann, Xiaogang Qiang, Ashley Montanaro, Noah Linden, and
Jonathan C.F. Matthews
- Abstract要約: 従来報告されていた最適状態検証プロトコル(Phys. Rev. 120, 170502)を2量子状態の忠実度推定に適用する。
完全プログラム可能なシリコンフォトニック2量子ビットチップを用いて,このプロトコルを実験的に実証した。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.03262230127283451
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: As a measure of the 'closeness' of two quantum states, fidelity plays a
fundamental role in quantum information theory. Fidelity estimation protocols
try to strike a balance between information gleaned from an experiment, and the
efficiency of its implementation, in terms of the number of states consumed by
the protocol. Here we adapt a previously reported optimal state verification
protocol (Phys. Rev. Lett. 120, 170502, 2018) for fidelity estimation of
two-qubit states. We demonstrate the protocol experimentally using a
fully-programmable silicon photonic two-qubit chip. Our protocol outputs
significantly smaller error bars of its point estimate in comparison with
another widely-used estimation protocol, showing a clear step forward in the
ability to estimate the fidelity of quantum states produced by a practical
device.
- Abstract(参考訳): 2つの量子状態の「近接性」の尺度として、忠実性は量子情報理論において基本的な役割を果たす。
忠実度推定プロトコルは、実験から得られた情報と、その実装の効率のバランスを、プロトコルが消費する状態の数の観点から取ろうとする。
ここでは、2量子状態の忠実度推定のために、以前に報告された最適状態検証プロトコル(Phys. Rev. 120, 170502, 2018)を適用する。
完全プログラム可能なシリコンフォトニック2量子ビットチップを用いて実験を行った。
提案プロトコルは、他の広く使われている推定プロトコルと比較して、ポイント推定の誤差バーを著しく小さくし、実用的な装置によって生成された量子状態の忠実度を推定する能力の明確な進歩を示す。
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