論文の概要: Angle dependence of $^{15}$N nuclear spin dynamics in diamond NV centers
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2306.07556v1
- Date: Tue, 13 Jun 2023 06:10:31 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-06-14 14:50:27.298388
- Title: Angle dependence of $^{15}$N nuclear spin dynamics in diamond NV centers
- Title(参考訳): ダイヤモンドNV中心における$^{15}$N核スピンダイナミクスの角度依存性
- Authors: Yusuke Azuma, Shintaro Nomura, Hideyuki Watanabe, Satoshi Kashiwaya
- Abstract要約: 印加磁場と窒素空孔中心の軸との角度に応じて, 原子核スピンのLarmor偏差を15ドルNで観測する。
本稿では,原子核スピンのラーモア周波数の変化を利用して静磁場を高感度で検出することを提案する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.22940141855172028
- License: http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/
- Abstract: We report on the dynamics of the Rabi oscillation and the Larmor precession
of $^{15}$N nuclear spin using nonselective short microwave pulses for
initialization of $^{15}$N nuclear spins. We observe the Larmor precession of
$^{15}$N nuclear spin depending on the angle between the applied magnetic field
and the axis of the nitrogen vacancy center. We propose to utilize the change
of the Larmor frequency of the nuclear spins to detect static magnetic fields
at high sensitivity. Our results may contribute to enhancing the sensitivity of
dc magnetic fields and devising novel protocols using $^{15}$N nuclear spin in
nitrogen vacancy centers in diamonds.
- Abstract(参考訳): 本報告では,ラビ振動のダイナミクスと,非選択短波マイクロ波パルスを用いた原子核スピン$^{15}$nの初期化によるラーモア効果について報告する。
我々は、印加磁場と窒素空孔中心の軸との角度に応じて、$^{15}$Nの核スピンのラーモー差を観測する。
本研究では,原子核スピンのラーモア周波数の変化を利用して静磁場を高感度で検出する。
本研究は, ダイヤモンド中の窒素空孔中心に$^{15}$Nの核スピンを用いた新規なプロトコルを考案し, dc磁場の感度の向上に寄与する可能性がある。
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