論文の概要: A statistical approach for finding property-access errors
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2306.08741v1
- Date: Wed, 14 Jun 2023 20:50:12 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-10-23 19:34:58.846658
- Title: A statistical approach for finding property-access errors
- Title(参考訳): プロパティアクセスエラーに対する統計的アプローチ
- Authors: Ellen Arteca, Max Sch\"afer, Frank Tip
- Abstract要約: オブジェクトが固定レイアウトを持たないJavaScriptで不正確なプロパティアクセスを見つける問題について検討する。
既存のプロパティを参照することはJavaScriptのエラーではないため、既存のプロパティへの偶発的なアクセスは検出されない。
そこで本稿では,プロパティアクセスの誤りを観測結果に基づいて検出する2段階の手法を提案する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 2.4171019220503402
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: We study the problem of finding incorrect property accesses in JavaScript
where objects do not have a fixed layout, and properties (including methods)
can be added, overwritten, and deleted freely throughout the lifetime of an
object. Since referencing a non-existent property is not an error in
JavaScript, accidental accesses to non-existent properties (caused, perhaps, by
a typo or by a misunderstanding of API documentation) can go undetected without
thorough testing, and may manifest far from the source of the problem. We
propose a two-phase approach for detecting property access errors based on the
observation that, in practice, most property accesses will be correct. First a
large number of property access patterns is collected from an extensive corpus
of real-world JavaScript code, and a statistical analysis is performed to
identify anomalous usage patterns. Specific instances of these patterns may not
be bugs (due, e.g., dynamic type checks), so a local data-flow analysis filters
out instances of anomalous property accesses that are safe and leaves only
those likely to be actual bugs. We experimentally validate our approach,
showing that on a set of 100 concrete instances of anomalous property accesses,
the approach achieves a precision of 82% with a recall of 90%, making it
suitable for practical use. We also conducted an experiment to determine how
effective the popular VSCode code completion feature is at suggesting object
properties, and found that, while it never suggested an incorrect property
(precision of 100%), it failed to suggest the correct property in 62 out of 80
cases (recall of 22.5%). This shows that developers cannot rely on VSCode's
code completion alone to ensure that all property accesses are valid.
- Abstract(参考訳): 我々は、オブジェクトが固定されたレイアウトを持たず、プロパティ(メソッドを含む)を追加し、上書きし、オブジェクトの寿命を通して自由に削除できるJavaScriptの不正なプロパティアクセスを見つける問題を調査する。
非存在プロパティを参照することはjavascriptのエラーではないため、(おそらくタイプミスやapiドキュメントの誤解によって)存在しないプロパティへの偶発的なアクセスは、徹底的なテストなしで検出されず、問題の原因からは程遠い可能性がある。
そこで本研究では,プロパティアクセスのほとんどが正しいという観測に基づいて,プロパティアクセスエラーを検出する2相アプローチを提案する。
まず、実世界のjavascriptコードの広範囲なコーパスから多数のプロパティアクセスパターンを収集し、異常な使用パターンを特定するために統計分析を行う。
これらのパターンの特定のインスタンスはバグではないかもしれない(動的型チェックなど)ため、ローカルなデータフロー分析では、安全な異常なプロパティアクセスのインスタンスをフィルタし、実際のバグは残らない。
提案手法を実験的に検証し, 異常なプロパティアクセスの100件の具体例において, 90%のリコールで82%の精度を実現し, 実用化に適していることを示す。
また、人気のあるVSCodeコード補完機能がオブジェクトプロパティの提案にどの程度有効であるかを判断する実験を行い、不正なプロパティ(100%の精度)を示唆しなかったが、80ケース中62ケース(22.5%のリコール)で正しいプロパティを提案できなかったことを発見した。
これは、すべてのプロパティアクセスが有効であることを保証するために、VSCodeのコード補完のみに頼ることはできないことを示している。
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