論文の概要: Time-resolved purification of photon pairs from ultrasmall sources
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2307.04855v1
- Date: Mon, 10 Jul 2023 18:56:20 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-07-12 17:09:20.239986
- Title: Time-resolved purification of photon pairs from ultrasmall sources
- Title(参考訳): 超小型光源からの光子対の時間分解精製
- Authors: Vitaliy Sultanov, Maria Chekhova
- Abstract要約: ニオブ酸リチウムの7$mu$m膜中に生成する2光子状態の純度を0.002から0.99に引き上げる。
高い純度で、緩和相整合により同時に生成される光子対の異なる偏光状態を観察し、特徴付けることができた。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Generation of entangled photons through spontaneous parametric
down-conversion (SPDC) from ultrasmall sources like thin films, metasurfaces,
or nanoantennas, offers unprecedented freedom in quantum state engineering.
However, as the source of SPDC gets smaller, the role of photoluminescence
increases, which leads to the contamination of two-photon states with thermal
background. Here we propose and implement a solution to this problem: by using
pulsed SPDC and time distillation, we increase the purity and the heralding
efficiency of the photon pairs. In the experiment, we increase the purity of
two-photon states generated in a 7 $\mu$m film of lithium niobate from 0.002 to
0.99. With the higher purity, we were able to observe and characterize
different polarization states of photon pairs generated simultaneously due to
relaxed phase matching. In particular, we showed the presence of orthogonally
polarized photons, potentially usable for the generation of polarization
entanglement.
- Abstract(参考訳): 薄膜、メタサーフェス、ナノアンテナなどの超小型光源からの自発的パラメトリックダウンコンバージョン(spdc)による絡み合った光子の生成は、量子状態工学において前例のない自由を与える。
しかし、SPDCの光源が小さくなるにつれて、発光の役割が増し、熱背景を持つ2光子状態が汚染される。
本稿では, パルスSPDC法と時間蒸留法を用いて光子対の純度と発散効率を向上する手法を提案する。
実験では,ニオブ酸リチウムの7$\mu$m膜中に生成する2光子の純度を0.002から0.99に引き上げた。
高い純度で、緩和相整合により同時に生成される光子対の異なる偏光状態を観察し、特徴付けることができた。
特に, 直交偏光子の存在を示し, 偏光絡みの発生に有効である可能性が示唆された。
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