論文の概要: Grain size in low loss superconducting Ta thin films on c-axis sapphire
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2307.11667v1
- Date: Fri, 21 Jul 2023 16:11:25 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-07-24 11:52:18.178705
- Title: Grain size in low loss superconducting Ta thin films on c-axis sapphire
- Title(参考訳): c軸サファイア上の低損失超伝導ta薄膜の結晶粒径
- Authors: Sarah Garcia Jones, Nicholas Materise, Ka Wun Leung, Brian D. Isakov,
Xi Chen, Jiangchang Zheng, Andras Gyenis, Berthold Jaeck, Corey Rae H. McRae
- Abstract要約: 結晶粒径は, c軸サファイア上に生育したTaのパラメーターの損失と相関しない。
小型と大型のデバイス間でのデバイス性能の統計的差異はない。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 2.836132367573807
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: In recent years, the implementation of thin-film Ta has led to improved
coherence times in superconducting circuits. Efforts to further optimize this
materials set have become a focus of the subfield of materials for
superconducting quantum computing. It has been previously hypothesized that
grain size could be correlated with device performance. In this work, we
perform a comparative grain size experiment with $\alpha$-Ta on $c$-axis
sapphire. Our evaluation methods include both room-temperature chemical and
structural characterization and cryogenic microwave measurements, and we report
no statistical difference in device performance between small- and
larger-grain-size devices with grain sizes of 924 nm$^2$ and 1700 nm$^2$,
respectively. These findings suggest that grain size is not correlated with
loss in the parameter regime of interest for Ta grown on c-axis sapphire,
narrowing the parameter space for optimization of this materials set.
- Abstract(参考訳): 近年、Ta薄膜の実装により超伝導回路におけるコヒーレンス時間が改善されている。
この材料セットをさらに最適化する努力は、超伝導量子コンピューティングの材料サブフィールドの焦点となっている。
以前は、粒径はデバイスの性能と相関できると仮定されていた。
本研究では,$c$-ax sapphire 上で $\alpha$-Ta を用いて比較粒径実験を行う。
本評価法は, 室温, 構造特性および低温マイクロ波測定の両方を含むが, 粒径924nm$^2$と1700nm$^2$の小型・大型のデバイスでは, 装置性能の統計的差異は認められない。
これらの結果は, c軸サファイア上に生育したtaのパラメータの損失と粒度は相関せず, 最適化のためのパラメータ空間を狭めることを示唆する。
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