論文の概要: Quantum coherence enables hybrid multitask and multisource regimes in
autonomous thermal machines
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2308.16080v1
- Date: Wed, 30 Aug 2023 15:12:09 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-08-31 13:05:07.294092
- Title: Quantum coherence enables hybrid multitask and multisource regimes in
autonomous thermal machines
- Title(参考訳): 量子コヒーレンスは自律熱機械におけるハイブリッドマルチタスクとマルチソースレジームを可能にする
- Authors: Kenza Hammam, Gonzalo Manzano, and Gabriele De Chiara
- Abstract要約: 非平衡効果は熱力学的タスクを行う熱デバイスの性能に大きな影響を及ぼす可能性がある。
本研究は,3端末機を駆動するサーマル貯水池に少量のコヒーレンスが存在することを示し,複合運転モードとハイブリッド運転モードの出現を可能にした。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
- Abstract: Non-equilibrium effects may have a profound impact on the performance of
thermal devices performing thermodynamic tasks such as refrigeration or heat
pumping. The possibility of enhancing the performance of thermodynamic
operations by means of quantum coherence is of particular interest but requires
an adequate characterization of heat and work at the quantum level. In this
work, we demonstrate that the presence of even small amounts of coherence in
the thermal reservoirs powering a three-terminal machine, enables the
appearance of combined and hybrid modes of operation, where either different
resources are combined to perform a single thermodynamic task, or more than one
task is performed at the same time. We determine the performance of such
coherence-enabled modes of operation obtaining their power and efficiency and
discussing the beneficial or detrimental roles of coherence.
- Abstract(参考訳): 非平衡効果は、冷蔵やヒートポンプなどの熱力学的タスクを行う熱機器の性能に大きな影響を与える可能性がある。
量子コヒーレンスによって熱力学的操作の性能を向上させることは特に興味深いが、熱と量子レベルでの働きを適切に特徴づける必要がある。
本研究では,三段式機械を駆動する熱貯水池に少量のコヒーレンスが存在することにより,異なる資源を組み合わせて1つの熱力学的タスクを行う,あるいは複数のタスクを同時に実行する,複合およびハイブリッドな動作モードの出現を可能にすることを実証する。
そこで我々は,コヒーレンスを有効かつ効果的に利用し,コヒーレンスに有益あるいは有害な役割を論じる,このようなコヒーレンス対応の動作モードの性能を決定する。
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