論文の概要: Exploration of new chemical materials using black-box optimization with
the D-wave quantum annealer
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2312.09537v1
- Date: Fri, 15 Dec 2023 05:06:21 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-12-18 16:59:24.785650
- Title: Exploration of new chemical materials using black-box optimization with
the D-wave quantum annealer
- Title(参考訳): D波量子アニールを用いたブラックボックス最適化による新しい化学物質の探索
- Authors: Mikiya Doi, Yoshihiro Nakao, Takuro Tanaka, Masami Sako and Masayuki
Ohzeki
- Abstract要約: 材料情報学では、化学空間の広大なため、望ましい性質を持つ化学物質を探すことは困難である。
実際には、容易に合成可能な構成を提案する必要もある。
本稿では,物質探索における個別変数を含むブラックボックス目的関数の最適化について述べる。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.4499833362998489
- License: http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/
- Abstract: In materials informatics, searching for chemical materials with desired
properties is challenging due to the vastness of the chemical space. Moreover,
the high cost of evaluating properties necessitates a search with a few clues.
In practice, there is also a demand for proposing compositions that are easily
synthesizable. In the real world, such as in the exploration of chemical
materials, it is common to encounter problems targeting black-box objective
functions where formalizing the objective function in explicit form is
challenging, and the evaluation cost is high. In recent research, a Bayesian
optimization method has been proposed to formulate the quadratic unconstrained
binary optimization (QUBO) problem as a surrogate model for black-box objective
functions with discrete variables. Regarding this method, studies have been
conducted using the D-Wave quantum annealer to optimize the acquisition
function, which is based on the surrogate model and determines the next
exploration point for the black-box objective function. In this paper, we
address optimizing a black-box objective function containing discrete variables
in the context of actual chemical material exploration. In this optimization
problem, we demonstrate results obtaining parameters of the acquisition
function by sampling from a probability distribution with variance can explore
the solution space more extensively than in the case of no variance. As a
result, we found combinations of substituents in compositions with the desired
properties, which could only be discovered when we set an appropriate variance.
- Abstract(参考訳): 材料情報学では, 化学空間の広さから, 所望の特性を有する化学物質の探索が困難である。
さらに、プロパティ評価の高コストは、いくつかの手がかりで検索を必要とする。
実際には、合成が容易な構成の提案も要求されている。
化学材料の探索などの実世界では、客観的関数を明示的に定式化することが困難であり、評価コストが高いブラックボックス目的関数を対象とする問題に遭遇することが一般的である。
近年,離散変数を持つブラックボックス対象関数のサロゲートモデルとして,2次非制約バイナリ最適化(QUBO)問題を定式化するためのベイズ最適化法が提案されている。
この方法に関して、d波量子アニーラを用いて、サロゲートモデルに基づいてブラックボックス目的関数の次の探索点を決定する獲得関数を最適化する研究が行われている。
本稿では,実化学材料探索の文脈における離散変数を含むブラックボックス目的関数の最適化について述べる。
この最適化問題において,分散のある確率分布からサンプリングすることで獲得関数のパラメータを得る結果が,分散しない場合よりも広い解空間を探索できることを示す。
その結果, 組成中の置換基と所望の特性との組合せが, 適切な分散を設定する際にのみ発見できることがわかった。
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