論文の概要: Resonator-qutrits quantum battery
- arxiv url: http://arxiv.org/abs/2312.11006v1
- Date: Mon, 18 Dec 2023 08:02:58 GMT
- ステータス: 処理完了
- システム内更新日: 2023-12-20 20:53:16.731421
- Title: Resonator-qutrits quantum battery
- Title(参考訳): 共振器量子電池
- Authors: Fang-Mei Yang and Fu-Quan Dou
- Abstract要約: 共振器・量子電池(QB)モデルとして,多モード共振器と超伝導トランスモンクォートを用いた。
本稿ではQBの充電性能と自己放電性能について検討し,量子コヒーレンスと量子絡み合いの役割について考察する。
- 参考スコア(独自算出の注目度): 0.0
- License: http://arxiv.org/licenses/nonexclusive-distrib/1.0/
- Abstract: Quantum batteries (QBs) are energy storage and transfer microdevices that
open up new possibilities in energy technology. Here, we derive a
resonator-qutrits quantum battery (QB) model consisting of a multi-modes
resonator and $N$ superconducting transmon qutrits. We investigate the charging
and self-discharging performance of the QB and discuss the roles of quantum
coherence and quantum entanglement. The results show that environment noise is
not always detrimental for QB systems. The QB with efficient charging, stable
energy-storage and slow self-discharging processes can be realized by
considering the dephasing noise and manipulating the energy gap. We find that
the charing energy is positively related to coherence and entanglement while
the stable energy and the self-discharing energy are negatively related to
coherence. The phenomenon of the vanishing entanglement corresponds to the
dynamic decoupling behavior of the QB's steady states. Our results provide a
way to realize many-body QBs on superconducting circuits platform.
- Abstract(参考訳): 量子バッテリ(quantum battery、qbs)は、エネルギー技術の新たな可能性を開くエネルギー貯蔵および転送マイクロデバイスである。
ここでは、マルチモード共振器とn$超伝導トランスモンクトリッツからなる共振器量子電池(qb)モデルを導出する。
本稿では,qbの帯電特性と自己放出特性を調査し,量子コヒーレンスと量子絡み合いの役割について考察する。
その結果,qbシステムでは環境騒音が必ずしも有害ではないことがわかった。
劣化ノイズを考慮し、エネルギーギャップを操作することにより、効率的な充電、安定したエネルギー貯蔵、遅い自己放電プロセスを備えたQBを実現することができる。
チャーリングエネルギーはコヒーレンスや絡み合いと正に関係しているのに対し、安定エネルギーと自己放出エネルギーはコヒーレンスと負に関係していることがわかった。
消滅する絡み合いの現象は、QBの定常状態の動的疎結合挙動に対応する。
その結果,超伝導基板上での多体QBを実現する方法が得られた。
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